消化に良い食べ物10選。胃にやさしい食事メニューはコレ (1/5)
「最近、胃がもたれやすくなった」「食後に胃が重い感じがする」――そんな胃腸の不調を感じることが増えていませんか?
若い頃は平気だった揚げ物や夜遅い食事も、年齢とともに消化機能が変化し、体への負担として感じやすくなります。仕事のストレスや不規則な生活も、胃腸にダメージを与える要因です。
天王寺やすえ消化器内科・内視鏡クリニック院長の安江千尋先生監修のもと、胃に優しく消化に良い食べ物を具体的にご紹介します。明日からすぐに取り入れられる食材選びのコツや、調理のポイント、実際の食事メニュー例までまとめました。
消化に良い食べ物10選【定番食材から身近な食材まで】
まずは、消化に良い食べ物の代表的なものを10種類ご紹介します。どれもスーパーで手に入る身近な食材ばかりです。
おかゆ・雑炊
消化に良い食べ物の王様といえば、おかゆです。お米を水分たっぷりで炊くことで、でんぷんが糊化して消化しやすくなります。噛む回数が少なくても胃への負担が少なく、体も温まります。
梅干しや卵を加えれば、栄養価もアップ。胃腸が弱っているときの最初の食事に最適です。
うどん
柔らかく煮たうどんは、消化が早く胃腸に負担をかけません。そばよりもうどんの方が消化しやすいとされています。温かいかけうどんや煮込みうどんがおすすめ。
ただし、コシのあるうどんや冷たいうどんは、消化に時間がかかるので胃腸が弱っているときは避けましょう。
豆腐
良質なたんぱく質を含みながら、柔らかくて消化しやすい豆腐。絹ごし豆腐は特に滑らかで胃に優しいです。湯豆腐や味噌汁の具、卵とじなど、温かい調理法で食べると効果的。
冷奴も悪くありませんが、冷たいものは胃腸が弱っているときは控えめに。
白身魚(タイ・タラ・カレイなど)
脂肪分が少なく、たんぱく質が豊富な白身魚は消化に良い食材です。赤身魚や青魚に比べて脂が少ないため、胃への負担が軽減されます。
蒸し魚や煮魚、ムニエル(バターは控えめ)など、シンプルな調理法がベスト。刺身も良いですが、わさびなどの刺激物は控えましょう。
卵(半熟が理想)
卵は「完全栄養食品」と呼ばれるほど栄養豊富で、しかも消化しやすい食材です。とくに半熟状態がもっとも消化に良いとされています。温泉卵、茶碗蒸し、卵とじ、卵がゆなどがおすすめ。
完全に固ゆでにしたり、油で揚げたりすると消化に時間がかかるので注意が必要です。











