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2023年7月24日

「バナナは快眠にいい食べ物」ってホント? バナナが熟睡ホルモン“メラトニン”を増やす理由とは (1/2)

季節の変わり目やストレスにより自律神経が乱れ、体調不良になる人は多くいます。眠りが浅い症状もそのひとつ。よく眠れない日が続き、睡眠不足になると、さらに多くの不調に見舞われるうえ、ボディメイクにも悪影響を及ぼします。

「もしかして不眠症ぎみかも?」と思っている人は、早めの対策を行い、心身を整えたいところ。

とはいえ睡眠薬や睡眠導入剤は抵抗がある、そんな人に向けた睡眠の質を高める方法として、おすすめの「快眠食材」を紹介します。生活リズムと栄養バランスを整えたうえで、プラスアルファでとり入れてみてください。

「バナナ」のとある栄養素に注目してみた

値段も安く、手に入りやすいフルーツのひとつであるバナナには、カリウムやカルシウム、ビタミン類、葉酸など多くの栄養素が豊富に含まれています。

◆生のバナナ可食部100gあたりの主な栄養成分

エネルギー 86kcal
水分 75.4g
タンパク質 1.1g
炭水化物 22.5g
カリウム 360mg
カルシウム 6mg
マグネシウム 32mg
0.3mg
カロテン 56μg
ビタミンA(β-カロテン当量) 56μg
ビタミンB1 0.05mg
ビタミンB2 0.04mg
ナイアシン 0.7mg
ビタミンB6 0.38mg
ビタミンC 16mg
ビタミンE 0.5mg
葉酸 26μg
食物繊維総量 1.1g

(「五訂日本食品標準成分表」の数値をもとに作成)

睡眠に関係する栄養素「トリプトファン」

なかでも注目したいのが、必須アミノ酸のトリプトファン。このトリプトファンは、幸福ホルモンと呼ばれるセロトニンの材料となる栄養素です。

セロトニンとは

セロトニンとは、三大神経伝達物質とよばれる脳内ホルモンのこと。精神の安定を司り、気分を高揚させる働きから“幸福ホルモン”とも呼ばれます。日常生活におけるさまざまなストレスは、このセロトニンの分泌量を低下させます。

バナナは100g中15mgのトリプトファンを含有しているほか、ビタミンB6、炭水化物のすべてを含んでいるため、効率的にセロトニンを生成します。セロトニンが分泌されると、睡眠を促すホルモンであるメラトニンが作られます。


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