インタビュー
2017年8月29日

コンプレックスの塊だった自分を変えたい。ウルトラマラソンを走破したグラビアアイドル森咲智美(前編)┃ガチでマラソンに挑む女性たち #1 (2/2)

普段のマラソンでは、レモンハイが飲みたいなって考えているんですよ(笑)。本当はハイボールが好きだけど、走っているときはシュワシュワしたものが飲みたくて。でも、ウルトラマラソンでは、レモンハイを飲みたいと思う元気もなかったです。折り返し地点で本当にしんどくなって、ゴールまでたどり着けるのかなと不安になりました。

――どうやって最後まで走りきったのですか?

やっぱり、現地の人の応援が励みになりましたね。その土地の特産物とかいただいたり、地元の学校の吹奏楽部が応援してくれたり。

――応援してもらうことは、やっぱりエネルギーになるんですね。

なりますね。身体はボロボロでしたけど、本当に根性を出して。ここであきらめてしまったら、次はもう走れなくなってしまう気がしたので。

マラソンで結果を出して、自分に自信が持てるように

――ウルトラマラソンを走りきって、なにか変わった点はありますか?

私は人よりも根性だけはあると思っていたんです。基本、コンプレックスの塊なので、マラソンで結果を出せたことで、さらに自信が持てました。

――コンプレックスの塊というのは少し意外でした。

今でこそ人前に出る仕事をしていますが、実は自分のことがあまり好きではなかったんです。高校のときもバレーボール部に入っていましたが、途中で辞めてしまって。そんな中途半端な自分を変えたかったんです。

――日々のトレーニングを含めて、今までマラソンを続けられてきた理由は何かありますでしょうか?

私は外を走るのが好きなんです。街の景色がどんどん変わるのを見るのが好きなので、ジムよりも外派ですね。走る回数は1週間で、3、4回です。距離はだいたい15キロ前後。走り終わったらタンパク質を取るようにしています。私はコンビニで大好きなファミチキを食べていました(笑)。

長距離を走った後は、疲れを取れやすくするためにアミノ酸も摂ります。アミノ酸はいろいろなタイプがありますが、私は粉末タイプを水に溶かして飲んでいましたね。ただ、暑いときにはアイスも普通に食べますよ。食べたいものは必要以上に我慢しません。走ってるときは「走り終わったらアイスを食べるぞ!」と自分に言い聞かせるんです(笑)。

⇒後編に続く
目指すはグラドルマラソン部の設立!? グラビアアイドル森咲智美(後編)┃ガチでマラソンに挑む女性たち #1

[プロフィール]
森咲智美(もりさき・ともみ)
1992年8月12日生まれ。B:89(G カップ) W:58 H:88。特技はマラソンで最長走破距離は60 ㎞。中学在学中はバレーボール部に所属し、県大会に出場する。当時のポジションはセンター。元愛知県公認アイドルで、現在は雑誌グラビアやバラエティ番組などで活躍中。最新DVD「Pandora」(竹書房)が9月21日発売予定

<Text:舩山貴之(H14)/Photo:荒木理臣>

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