2017年5月2日

身体も頭脳も鍛えられる? いま注目のボルタリングにトライ│GW特集:話題のスポーツを親子で体験! Vol.3

 GW(ゴールデンウィーク)のお出かけ先は決まりましたか? 「まだ決まっていない!」という親子におすすめしたいのが、話題&人気の新感覚スポーツ経験。今からでも計画できるお手軽スポットを3回にわたって紹介していきます!

東京オリンピックに向け盛り上がるボルタリングとは

 ボルダリングは、2020年の東京オリンピックの正式種目に決定した複合種目(スピード・リード・ボルタリング)である「スポーツクライミング」の1つです。なかでもテレビで見る機会が多い事、身近にジムがあり望めばすぐに始められることなどからボルタリングが、注目されています。

 とても簡単に言うと、「ボルタリングはカラフルな突起のついた壁をよじ登る」。ロープなどの道具を使わずに5m以下の岩壁を登るスポーツで、スタートからゴールまで同じ色や同じ形のボールドという突起物を使って登っていきます。

 壁一面にあるあのカラフルな突起物は、どれを使って登ってもいいわけではありません。色や形で分けられた突起物をルール通りに使って、頂上を目指します。決められた課題があり、その課題ごとに使用するボールドが決まっている割と頭を使うスポーツなんです。

幼児から楽しめるボルダリングスポットも!

 では、何歳から体験することができるのでしょうか。壁をよじ登るので、小学生以上というイメージが先行しがちですが、実は4歳から体験できるスポットもあるんです。よじ登ることが大好きで、怖がらなければ小さな子どもでも楽しめます。

 次のステップは、登り始める前にしっかりとコースを観察して、自分が登るルートをイメージすることです。まず頭を使って考え、その後全身を使ってイメージを再現し、登りきる喜びは、スポーツの達成感を十分に味わえるものです。

 もちろん、小さなうちは親が付き添って助けてあげることも安全のために必要ですが、ルールを理解し、自分で考えながら登ることができるようになる小学生なら、1人でチャレンジすることも可能です。筋力や体力だけではなく、集中力や思考力、判断力なども養えるスポーツとして、ぜひ子どもに体験させてみたいスポーツの1つといえます。

ボルダリングを親子で楽しむには

 子どもとボルタリングを楽しめるスポットや、ボルタリング専門のジムでは、安全に楽しくボルタリングができるよう、年齢にあった体験プログラムや体験時間が設けられているところがほとんどです。

 きちんと順番を守る、スタッフの説明や注意を聞く、ほかの人が壁を登っているときは近寄ったり、下に行かない、登らないときは壁下のマットの上には乗らない、などのルールも自然と身につき学習できますね。

 残念ながら親子同時に登ることはできませんが、親が登る姿を子どもに手本として見せることや、子どもの成長を見守ることで、親子共通の達成感を得ることができるでしょう。ボルタリングは、全身を大きく使ってしなやかな筋肉を育てる「運動」としてだけではなく、頭も身体もフル活用する「知育」的要素もあり、成長過程の子どもと楽しむにはぴったりなスポーツなのです。

GWに親子で体験するボルタリングおすすめスポット

[東京都・足立区]ギャラクシティ
 2つのクライミング・ウォールを無料で利用できる足立区の公共施設。大人も楽しめる高さ7.5mの「がんばるウォール」、小学生のための高さ3m、長さ10mの「クライミングぱーく」があり、4歳から利用できる「キッズタイム」(保護者のサポート必要)もあり。

[東京都・国立市]クライミングジムgugu!
 5/3(水・祝)~5(金・祝)13:30~14:00まで「親子 DE ボルタリング」イベントを開催するほか、14:00~16:00までは「GW限定キッズタイム」イベントも開催している。

[神奈川県・横浜市]ロッククライミング ZEN 新横浜店
 親子ペア体験は、30分、1時間、3時間のコースあり。GW中は5/5(金・祝)に「キッズスクール」を開催。神奈川県内にほかに川崎店、センター南店、百合丘店があり