ライフスタイル
2018年4月27日

中学生から始めて五輪メダリストを目指せ! 全国26都市で展開されている「アスリート発掘・育成事業」って? (3/3)

国内外で活躍する選手が続々と!オリンピックも夢じゃない!

――過去に育成プログラムを受けた生徒たちは、どのようなシーンで活躍されているのでしょうか?

国内大会をはじめ、世界ジュニア選手権などの国際大会に出場して、好成績を収めている生徒が多くいます。たとえば第4期生として参加したボートの石垣優香選手は、アジアジュニア選手権 舵手なしクォドルプル 優勝(2017)、世界ジュニアボート選手権大会 ダブルスカル 総合11位(2017)という実績を持ち、現在は東京都が認定する※東京アスリート認定選手(平成29年度)にも選ばれるなど活躍しています。
※詳細はこちらから。

▲日本ボート協会 提供(写真右が石垣選手)

彼女は中学生時代、陸上選手として活躍してきたものの、思うような結果が出せず、トップアスリート発掘・育成事業(旧ジュニアアスリート発掘・育成事業)を通じてボート選手に転向しました。新たな可能性を開花させた彼女は、生き生きと活躍しています。

また、同じく第4期生でウェイトリフティングの紙屋十磨選手は、アジアユース選手権 56kg級 5位(2016)、国民体育大会 56㎏級 優勝(2016)の実績を誇り、東京アスリート認定選手(平成28年度及び平成29年度)にも選考されています。また、彼は競技活動と並行して大学で勉学にも励んでいます。

小学生の頃から相撲選手として活躍してきた彼は、相撲が強くなりたい一心でウェイトリフティングを始め、結果的にウェイトリフティングに転向しました。相撲で鍛えた根性でスクワットなど地道なトレーニングを継続し、努力を重ねています。

――東京アスリート認定選手になると、どんな特典が受けられるのですか?

競技団体を通じて国際大会へ参加する際の遠征費用を援助するなど、東京都の代表選手としてさまざまなサポートが受けられます。

――これまでに育成プログラムを受けたのちに、オリンピックに出場した選手はいますか?

現状はおりませんが、ご紹介した選手のように十分に出場の可能性のある選手もおり、2020年を含むオリンピックでメダルを獲得するのも夢ではありません。少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ応募を検討してみてください! また、パラリンピックについても同様の発掘事業があり、近々応募が始まる予定ですので、ぜひ事業の公式サイトをチェックしてくださいね。

[参照サイト]
東京都 オリンピック・パラリンピック準備局 スポーツ推進部
https://www.sports-tokyo.info/tokyojrathlete.html

<Text:小林香織(H14)/Photo:東京都 提供(一部を除く)、スポーツTOKYOインフォメーションから掲載>

1 2 3