インタビュー
2018年8月9日

バイオリンを小1から習い、放課後はサッカー。ラグビーよりサッカーの時間のほうが長かった。ラグビー元日本代表・廣瀬俊朗(前編)│子どもの頃こんな習い事してました #16 (2/3)

中学では迷わずラグビー部に入部

――体育は得意でしたか。

ある程度得意でしたね。小学校4、5年生のときは、放課後は毎日友だちとサッカーしていました。ラグビーは週1回、平日は毎日サッカー。当時は、サッカーの時間が多かった。でも、中学ではラグビー部で、サッカー部に入ろうとは思わなかった。なんでか覚えてないですけど、ラグビーが好きやったんかな。悩んだ記憶はないです。中学のときはラグビー部とラグビースクール、両方行っていました。

――ラグビースクールとラグビー部、どちらも行っていた理由は?

ラグビースクールの友だちが中学校に行っても続けていたからです。それに、部活は試合がない限り週末は練習がないので、日曜日のスクールも続けられるな、と。それくらいラグビーが好きで、ずっとラグビーをしていました。やはり友だちがいたことが大きい。一緒にラグビーをすることが楽しかった。

――高校は名門・大阪府立北野高校に進学していますね。部活と受験勉強両立は大変だったのでは。

そうですね。小学校のころは、成績は特別いいわけではなかった。中学に入ってからも通信教育のZ会をやっていたくらい。「塾に行きたい」と言ったのは、高校受験を意識しだした中学2年生の半ばごろ。周りの「頭よくてかっこいいな」と思ってる仲間が塾に行ってて、「これはまずいな」と思って、自分から行きたいと言いました。そこから成績も上がっていった。北野高校に行きたいという目標があったからがんばれたのだと思います。

勉強のスタイルは、予習、復習を大事にしていました。授業の50分間ずっとは集中できないから、聞かんでいいところはボーッとしているか、次のページに行ってええとして、自分がわからないところだけしっかり聞く。予習をしているから、どこがわからないかがわかる。そして家に帰ったらもう一回チェックする。効率よく勉強したいんです。部活のあとは集中力が持たないので、夜は早く寝て、その分、朝早く起きて勉強していました。朝型ですね。当時、何時に起きていたのか覚えていないですけど、今も夜10時に寝て朝4時に起きて、仕事と大学院の勉強をしています。

――なぜ北野高校を第一志望にしたんでしょうか。

学区で一番だったことと、僕が好きだった母方のおじいちゃんが北野高校出身だったこと、ラグビーもけっこう強い学校だったこと、その3つが理由です。滑り止めで私立高校も受験しましたが、そちらはラグビーの強豪校。そちらに進学していたらラグビーどっぷりだったでしょうね。北野高校は文武両道の学校なので、学校全体が勉強もスポーツも両方がんばっているほうがいいという気風。高校でもラグビー部に入りました。

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