2024年1月3日

【箱根駅伝2024】専門用語を覚えて箱根駅伝を100倍楽しもう! (3/3)

花の2区

2区は全区間の中でも、9区と並ぶ最長区間。各校のエース級が集うことから「花の2区」と呼ばれています。

中盤と後半には厳しい上り坂が待ち構えており、速さに加えてタフさがないと攻略できない難区間です。

六郷橋(1区)

1区の18㎞付近にある六郷橋は、この区間における終盤の勝負ポイントとなるケースが多い場所。

近年は橋の下りを利用してペースアップを図る選手が増え、ここで区間賞争いが決することも少なくありません。

蒲田の踏切

かつて1区15㎞、10区6㎞付近にあった京浜急行蒲田踏切は、全区間でも珍しい線路を横切るポイントでした。

2008年には東海大学の10区の選手が線路に足をとられて足首をひねり、フィニッシュまで残り3㎞地点で途中棄権するというアクシデントが発生。なお、この踏切は2012年10月に撤去されています。

大平台のヘアピンカーブ

5区7㎞、6区14㎞付近にある、ランナー殺しのヘアピンカーブ。急傾斜でU字に曲がらないといけないため、山に挑む多くの学生たちのスタミナを奪い取ってきた難所です。

関東学生連合チーム

出場権を得られなかった大学の、予選会上位選手で構成されたチーム。オープン参加扱いで、順位は付きません。2003年に「関東学連選抜」として初編成され、2007年から2013年までは正式参加でした。

2008年には青山学院大学の原晋監督が指揮し、過去最高の4位を記録。2015年より現在の「関東学生連合」へ名称を変更しています。

金栗四三杯

大会創設者で、1912年のストックホルム五輪マラソン代表・金栗四三さんの名前を冠した偉大な賞。いわゆるMVPにあたり、大会でもっとも活躍した選手に贈られます。

ちなみに、金栗四三さんは2019年に放送されたNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』では主役として登場し、俳優の中村勘九郎さんが演じました。

関連記事:箱根駅伝を創った伝説のマラソンランナー・金栗四三とは

《参考サイト》
箱根駅伝公式サイト
http://www.hakone-ekiden.jp/

<Text:松永貴允>

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