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正月といえば箱根駅伝!これまでの歴史やルールをおさらいしよう【箱根駅伝2018】

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 毎年1月2・3日に行われる“正月の風物詩”箱根駅伝。正式な大会名は「東京箱根間往復大学駅伝競走」、来年で94回目という長い歴史を持ち、テレビの視聴率は毎回28%前後を記録するメガコンテンツです。おそらく読者の皆さんも、一度はテレビで観たことがあるのではないでしょうか。

 そこで今回は、箱根駅伝の歴史やルール、ちょっとした小ネタをご紹介します。これを見たら、正月のテレビ中継がもっと楽しくなるかもしれません。

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始まりは大正時代

 箱根駅伝の始まりは大正時代まで遡ります。1920(大正9)年、“マラソンの父”として知られる金栗四三さんの「世界に通用するランナーを育成したい」との思いからすべては始まりました。

 第1回大会に出場したのは東京高等師範(現・筑波大学)、明治大学、早稲田大学、慶應義塾大学の4校。東京高等師範が初代の箱根王者に輝き、第2回大会からは東京農業大学、法政大学、中央大学の3校、第3回大会からはさらに3校が追加されるなど、徐々に大会の規模は大きくなっていきました。

 太平洋戦争によって1941、1942、1944~1946年と中断の年が5回もありましたが、1947年から2017年まで毎年続き、来年で94回目を数えます。瀬古利彦さん(早稲田大学卒)、米重修一さん(大東文化大学卒)、谷口浩美さん(日本体育大学卒)といったのちのオリンピアンを多数輩出し、日本の長距離界のレベルアップに大きく貢献していきました。

大会の基本的なルールをおさらい!

 箱根駅伝は東京・大手町から神奈川・箱根町までを2日間かけて往復する、217.1㎞の大規模駅伝大会です。コースは10区間に分けられ、箱根の芦ノ湖をフィニッシュとする5区までを往路、折り返して東京まで戻ってくる6区~10区を復路(2日目)と表します。

 そんな箱根駅伝の1番の特徴といえば、何と言っても箱根の“山”を走ることでしょう。この大会の5区(山上り)と6区(山下り)は標高差800m以上を一気に駆け上がる(下りる)ため、平地でのスピード以外に特別な“適性”が求められます。山の上と下では気温差も激しいため、汗をかくと低体温症や脱水症状に陥りやすく、これまで何人もの途中棄権者を出してきました。一方でこの区間で活躍した選手は「山の神」という称号を手にし、新聞やワイドショーを賑わせることも少なくありません。

 現行のルールでは、参加20校にオープン参加の関東学生連合チームを加えた21チームで争われ、上位10校が次回大会の予選会が免除される「シード権」を手にすることができます。下位チームは毎年10月に行われる予選会を勝ち上がらなくてはならず、チームの年間スケジュールをも左右する大きな転換点とも言えるでしょう。

最多優勝校はどの大学?

 94回もの歴史があると、その間に数々の“大記録”が誕生しています。最多出場校、最多優勝校、連覇年数など、各カテゴリーに分けてトリビアをご紹介していきましょう。

<最多出場校(今大会も回数に含む)>
1位:91回 中央大学
2位:87回 日本大学、早稲田大学
4位:78回 法政大学
5位:76回 東洋大学

<最多優勝校>
1位:14回 中央大学
2位:13回 早稲田大学
3位:12回 日本大学
4位:11回 順天堂大学
5位:10回 日本体育大学

<連覇年数>
6連覇:中央大学(1959~64年)
5連覇:日本体育大学(1969~73年)
4連覇:日本大学(1935~38年)、順天堂大学(1986~89年)、駒沢大学(2002~05年)
3連覇:青山学院大学(2015~17年)

<ごぼう抜きランキング>
20人抜き:G.ダニエル(日本大学/2009年※)2区
17人抜き:村澤明伸(東海大学/2011年)2区
15人抜き:中川拓郎(順天堂大学/2003年)2区
13人抜き:伊達秀晃(東海大学/2008年)2区、佐藤悠基(東海大学/2009年※)3区
※2009年は第85回の記念大会で出場枠が23校だった

 ちなみに「連続出場」では、第6回(1925年)から第92回(2016年)まで87回連続出場を果たした中央大学がダントツトップ。前回大会でその記録は途絶えてしまいましたが、出場回数ではトップを維持しています。

 ごぼう抜きとは、各選手が走る区間において何人の選手を抜いたかを示すもの。現行ルールでは21チーム(オープン参加含む)しか参加しないため、「20人抜き」は最下位から先頭に躍り出ることを意味します。1位のダニエル選手は22位から2位まで順位を押し上げました。

 また、「区間賞獲得回数」でも面白いデータが存在します。現行ルールにおいて選手は最高4回しか出場することができませんが、大学制度が改正される1949年以前までは最高8回まで出場することが可能でした。そのため、現在ではありえない区間賞獲得5回という選手が2人も存在しています。現在のルールでは最高となる“4年連続区間賞”は、ここ30年では3人しか出ておらず、もっとも最近では東洋大学で「山の神」の異名を誇った柏原竜二さん(2009~2012年)が当てはまります。

94回大会の出場校をチェック

 最後に、今大会の出場校をチェックしていきましょう。

<前回シード校>
青山学院大学、東洋大学、早稲田大学、順天堂大学、神奈川大学、中央学院大学、日本体育大学、法政大学、駒沢大学、東海大学

<予選会通過校>
帝京大学、大東文化大学、中央大学、山梨学院大学、拓殖大学、國学院大学、国士舘大学、城西大学、上武大学、東京国際大学

 史上6校目の4連覇がかかる青山学院大学、10月の出雲駅伝を制した東海大学、11月の全日本大学駅伝を制した神奈川大学の3校が他校をリードしている印象です。その他は「10年連続3位以内」という偉業がかかる東洋大学、大学史上初の4年連続シード権獲得がかかる中央学院大学、12年ぶり連続シードを目指す法政大学、初のシード権獲得を狙う上武大学と東京国際大学など、どの大学にもそれぞれのドラマがあります。

 家でテレビ観戦するもよし、現地で応援するもよし。1月2・3日は、箱根駅伝で盛り上がりましょう!

《参考》
・箱根駅伝公式Webサイト http://www.hakone-ekiden.jp/
・箱根駅伝公式ガイドブック(陸上競技社/講談社)

<Text:松永貴允/Photo:Getty Images>

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