インタビュー
2018年2月1日

SKE48・須田亜香里&惣田紗莉渚×バレエ 特別対談(前編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#8 (2/3)

惣田 私、小さな頃は身体が弱くて入退院や手術を繰り返していたんです。それでお医者さんから「何か運動をした方が良い」とアドバイスを受けて始めました。でも、学校が忙しかったから、お稽古って感じで週に2回通っていただけで、そこまで真剣には取り組んでいませんでした。中学3年生のときには一度やめる決断もしたんですよ。高校受験との両立が大変だったし、高校に入るタイミングでやめる子も多いから。

——そこでやめなかったのはなぜですか?

惣田 高校生になってから宝塚歌劇団にハマりだしたんですね。それで最初は見るだけで満足していたんですけど、次第に演じる側になりたいという気持ちが強くなって、宝塚音楽学校へ入学したいと思ったんです。ただ、そうすると受験科目でバレエが必要になるので、嫌が応にも練習しなくてはいけなくなって。それからは受験用のバレエ教室に切り替えて、週5でみっちりレッスンを受けるようになりました。

——ちなみに受験ではどこまで進んだのでしょうか?

惣田 最終試験まで行ったんですよ。毎年ニュースで合格発表を喜ぶ人たちの映像が流れるじゃないですか。あの場に私もいたんです。でも、そこまででしたね。合格者には選ばれませんでした。

須田 それでも最終まで残ったのはスゴいよ!

惣田 ただ、今ではあのときに落ちたのは運命だなと思っています。

須田 そうだよ。もし受かってたらSKE48に入ってないもんね。

▲惣田紗莉渚さん

バレエの練習は見かけよりもかなりタフ

——具体的にはどのような練習をするのでしょうか?

須田 主な練習は2種類あって、ひとつはバーを持ちながら基礎的な動きを確認するバーレッスン、もうひとつは稽古場の中央で実践的な練習をするセンターレッスンというものがあります。

——けっこうシンプルなんですね。

惣田 美しく踊るためには基本ステップが重要なんです。だから、同じ練習を一つひとつの動きを確かめながら何度も繰り返すんです。

須田 でも、たまに先生が休みで代行とかになるとちょっと動揺しない?(笑)

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