インタビュー
2018年2月26日

NGT48・本間日陽「バレエは体を使った芸術表現だということを学んだ」(前編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#9 (1/2)

 スポーツにガチで打ち込んだ経験を持つアイドルに、その思い出や競技の魅力について語ってもらうインタビュー連載「アイドルと、スポーツと、青春と。」。

 第9回に登場するのは、新潟県を拠点に活動しているNGT48の本間日陽さんです。2017年開催のAKB48選抜総選挙では13位にランクイン。また、2018年4月にリリースされる3rdシングル「春はどこから来るのか?」ではセンターを務めるなど、中心メンバーとして活躍しています。

 そんな本間さんは、特にダンスに定評があり、その動きのキレと表現力は小学1年生から習い始めたクラシックバレエで培ったとか。前編では、その出会いについて聞きました。

小さな頃からひとりで電車に乗ってバレエ教室に通う日々

——本間さんがバレエを始めたきっかけを教えてください。

小学1年生のとき、母から「バレエをやってみない?」と誘われて、おもしろそうだから始めてみたんです。実はそれまでも水泳やピアノなど、いろんな習いごとをやっていたんですけれど、唯一長続きしたのがバレエで。特にピアノは才能がなくて、6年間もやっていたのに、いっさい弾けませんでした(笑)。どちらかというと歌う方が好きでしたね。

——始めた当時は、どのくらい練習していたんですか?

最初は週に1回。私は新潟県の中心部から少し離れた村上市で暮らしていたんですけれど、新潟市内から先生が来てくれて。その頃は本当に趣味程度でしたね。でも、小学3年生のときに「新潟市内の本部の教室でレッスンを受けてみないか」と先生から打診があって、それから本気で取り組むようになりました。土曜日と日曜日は新潟市内まで電車とバスで通う生活。特に小学6年生のときは「私はバレエで生きていきたい!」と思っていたので、夏休みはほぼ毎日通っていましたね。

——村上市と新潟市はどのくらい離れているんですか?

電車で1時間くらいですね。両親から「行きたいならひとりで行って帰ってくるんだよ」って条件を与えられていたので、ひとりで通っていました。新潟駅まで乗り換えなしで行けたので間違えることはなかったのですが、電車に乗るのがすごく心細くて。当時は携帯電話も持ってなかったので1時間じっと座っているしかなくて。でも、自分でやりたいと言ったことだから、強くならないとダメだと思っていました。

——大人への第一歩だったわけですね。

ただ、そのときの記憶がトラウマで、いまでもひとりで電車に乗るのはちょっと怖いんですよ(笑)。

——やはり本部の教室に通う人たちはレベルが高かったのでしょうか?

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