ウェルネスフード
2022年5月16日

ソイプロテイン代わりにも!キッコーマン「Soy Body(ソイボディ)」|編集部の食レポ (1/2)

 人気急上昇中のプロテイン市場。さまざまな食品に“高たんぱく質”という文字を見かけるようになりました。そんな中、調味料や豆乳で有名なキッコーマン株式会社からも植物性たんぱく強化飲料が登場し、「キッコーマン SoyBody(ソイボディ)」シリーズとして全国発売されています。

 もともと豆乳はたんぱく質豊富な食品ですが、SoyBodyシリーズはどのような特徴を持っているのでしょうか。ソイプロテインの代わりになるのか、コンビニプロテインとして人気の「SAVAS(ザバス)」との違い、味や原材料、栄養成分をレポートします。

「Soy Body(ソイボディ)」とは

 「Soy Body(ソイボディ)」シリーズは、豆乳をベースに粉末状大豆たんぱくと粉末おからを加えた“植物性たんぱく強化飲料”です。

 「キッコーマン おいしい無調整豆乳」(200ml)のたんぱく質8.3gと比べて、「Soy Bodyオリジナル」(200ml)はたんぱく質15.3g。たしかに“たんぱく強化飲料”と言えます。

「Soy Body(ソイボディ)」のお味は

オリジナル

 トロトロとした調整豆乳といった味です。飲みごたえがあるので、空腹時の間食によさそうです。とろみがあるため後味は残りやすいですが、クセもなく、非常においしい飲み物です。冷やすと甘さが薄くなり、飲み心地もやや軽く感じるので、トレーニング後や暑い時期は冷やして飲むとよさそう。

ココア

 こちらも、とろみのあるココアといった味です。オリジナルと同様、冷やして飲むのがおすすめ。甘いものが食べたいときはこちらでしのげそうです。

バナナ

 あっさりとしたバナナミルクの味ですが、後味に豆乳感がやや感じられます。他フレーバー同様、とろみがあり、腹持ちも大変よし。

ソイボディはソイプロテインの代わりになる?

 ソイボディと「ザバス ソイプロテイン 100 ココア味(1食分21g)」を比較すると、たんぱく質量は両者ほぼ同じ。カロリー・脂質・糖質はザバスの方が低く、数字だけで見るとザバスに手が伸びます。

  • ザバス ソイプロテイン 100 ココア味(1食分21g)

    原材料:脱脂大豆たんぱく(国内製造)、デキストリン、ココアパウダー、食塩、植物油脂/乳化剤、増粘剤(プルラン)、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース、アセスルファムK)、V.C、香料、V.B2、V.B6、V.B1、ナイアシン、V.D、(一部に乳成分・大豆を含む)

    栄養成分:
    エネルギー             79kcal
    たんぱく質             15.0g
    脂質              1.0g
    炭水化物                2.5g
    食塩相当量             0.4~1.1g
    ナイアシン             2.1~6.3mg
    ビタミンB1            0.50mg
    ビタミンB2            0.57mg
    ビタミンB6            0.42mg
    ビタミンC              32mg
    ビタミンD              9.1μg

    価格:132円
  • Soy Body ココア(1本200ml)

    原材料:豆乳(大豆(カナダ又はアメリカ)(遺伝子組換えでない))、粉末状大豆たんぱく、砂糖、ココアパウダー、米油、天日塩、粉末おから/酸化防止剤(ビタミンC、ビタミンE)、糊料(セルロース、増粘多糖類)、環状オリゴ糖、乳化剤、香料

    栄養成分:
    エネルギー             167kcal
    たんぱく質             15.8g
    脂質              6.1g(飽和脂肪酸1.01g)
    コレステロール       0mg
    炭水化物                12.9g(糖質11.6g、食物繊維1.3g)
    食塩相当量             0.74g
    カリウム                360mg
    イソフラボン          101mg

    価格:142円

 ザバスよりSoy Bodyを選ぶメリットは、やはり“シェイカーを使わずソイプロテインをすぐ飲める”点と、“コンビニやスーパーで買える”、そして“価格が安い”点でしょう。ザバスも紙パック展開していますが、現状はミルクプロテインまたはソイ+ミルクプロテインのみ。

 また、Soy Bodyはソイベースかつとろみのついた飲み心地で腹持ちがよいこと、人工甘味料不使用、プロテインに抵抗がある層も買いやすいという点もあります。

 値段面はどちらもさほど変わらないので、栄養成分優先であればザバス、手軽にソイプロテインを摂取したいときや乳アレルギーの場合はSoy Bodyで使い分けるとよさそうです。

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