【納豆の全国調査】つぶ派とひきわり派、どちらが多い?
皆さん、納豆はお好きですか? 今回は、最近ジワリと人気が出ている「ひきわり納豆」についてご紹介します。
日本人の7割以上が「納豆好き」
まずは、日本人の納豆事情から。タカノフーズが実施したインターネット調査によれば、日本人の納豆好きはホンモノ。なんと、7割を超える人たちが「納豆が好き」と答えています。
さらに、納豆を食べる頻度については「ほぼ毎日」(16.2%)、「週に4~5回程度」(14.9%)で、約3割が「週に4回以上」納豆を食べていることも分かっています。
ちなみに、納豆を食べる理由では、1位は「おいしいから」(50.6%)、2位「納豆が好きだから」(46.4%)が多く、味を評価する人が多いことがわかります。
ジワリ人気上昇中の「ひきわり納豆」
納豆といえば粒の大きさを選ぶのが主流でしたが、そこに食い込んできたのが「ひきわり納豆」です。
実は製法に誤解も多い「ひきわり納豆」。「発酵を終えた粒納豆を細かく刻んで作っている」と考えている方も多いのですが、本当は「大豆をひきわってから発酵させている」ことをご存知でしょうか。
これにより、ビタミンKが「粒納豆」より約1.5倍(出典:日本食品標準成分表2020年版)多く含まれている点も魅力。
粒とひきわり、どちらが好き?
なお、調査では「粒納豆」と「ひきわり納豆」のどちらが好きかを聞くと、「ひきわり派」は17.1%(「ひきわり納豆」「どちらかというとひきわり納豆」の合計)と約2割でしたが、「たまたま食べてみたらおいしかったから」という声もあるように、今後認知度などがさらに高まる可能性もありますね。
管理栄養士もおすすめする「ひきわり納豆」
納豆の栄養価の高さについては旧知の通りかもしれませんが、管理栄養士・金子あきこ先生によれば、「納豆は必須アミノ酸バランスの良い良質なタンパク質で、しかも脂質は低く、コレステロールはゼロなので、積極的に取り入れたい食品です」とのこと。
また、「納豆にはタンパク質の他にも、スムーズなお通じにおすすめな食物繊維や、不足しがちな鉄など、健康的な体づくりに役立つ栄養素がいろいろ含まれています」とも。
「ひきわり納豆」については「大豆の皮を取り除いてある『ひきわり納豆』はやわらかいので、お子様からご年配の方まで安心して召し上がっていただける食材です。調理方法により、粘り気を気にすることなく食べることができます。また、納豆の粘り気を活かしたレシピは程よいとろみ加減となり、ご年配の方も食べやすくなります」とおすすめされています。
管理栄養士 金子 あきこ 先生
アリコフード株式会社 代表取締役 /管理栄養士/節約美容料理研究家/
健康食育シニアマスター/スーパーフードマイスター
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<Text:辻村>