“真夏日”続きなので…熱中症対策に「お風呂がイイ」という話、深堀って解説してみた！ (2/2)

本結果に関するコメント

九州大学院　西村講師のコメント

「近年、記録的な猛暑が続き、熱中症による死亡や病院搬送の増加が社会問題となっています。一方でコロナ禍等により、室内での生活が増え、運動不足の傾向も強まっており、暑熱順化の機会が少なくなっています。今回の研究により、家の中で行える入浴によって、運動を伴わなくても発汗・血管拡張等の熱放散機能が向上するという、当たり前のようですが客観的な結果が得られたことは意義深いと思います」

「入浴」に関する有識者　東京都市大学 人間科学部　早坂信哉教授のコメント

「この度の研究は、一定数の対象者で医学的に行われた実験であり、グラフでも入浴習慣の違いで発汗や血流の差がはっきりと出ており、有意義な結果だと感じます。熱中症や夏バテの予防のためにも、暑くなる前から、お風呂では浴槽に十分に浸かり、それを習慣づけて暑さの対策をしていただきたいと思います。また、このような研究からさらに新しい入浴に関する効果・効能がわかり、人々の健康支援や社会課題を解決できるような発展を期待します」

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＜Edit：編集部＞