ヘルス&メンタル
2024年7月24日
“匂い”で男性ホルモン「テストステロン」の分泌量が増加。長崎大学大学院との共同研究 (2/2)
どんな研究だったか? 研究概要
【対象】
40歳代の女性15名(月経周期21日~37日)
【精油】
10種類<イランイラン、クラリセージ、ジャスミン(アブソリュート)、スイートオレンジ、ゼラニウム、ネロリ、フランキンセンス、ラベンダー、ローズオットー、ローマンカモミール>
【測定方法】
「溶媒で希釈した精油」または、「溶媒のみ」と空気を混合した気体を、それぞれ20分間吸入し、吸入の前後で唾液を採取
【評価項目】
唾液中のテストステロン(男性ホルモン)濃度
3種類の精油で変化が! 研究結果
10種類の精油のうち、ジャスミン(アブソリュート)精油、ローマンカモミール精油、クラリセージ精油吸入後の唾液中のテストステロン濃度が有意に上昇した。
※変化率は、吸入後テストステロン濃度を、吸入前テストステロン濃度で割って算出。
「有意差あり」とは、無臭時と精油吸入時の変化率を比較した際に有意な変化が見られたことを示す。
テストステロンは、男性にとって重要なのはもちろんのこと、女性にとっても活動的に社会生活を行う上で欠かせないホルモンです。
今回の研究結果により、男女問わずアロマテラピーの更なる活用が期待されそうですね。
<Edit:編集部>
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