プロテインはいる?いらない?専門家の意見をまとめてみた (1/2)
筋トレをする人が飲むドリンクというイメージだったプロテインですが、最近はタンパク質補給のため、一般層にも広く認知されるようになりました。
そんなプロテインですが、中には「必要ない」という意見もちらほら。タンパク質は食事だけで補えるのか、MELOSで監修してくれた専門家たちの意見をまとめてみます。
「食事だけで補うのは結構難しい」
プロテインを飲むメリットってなに? 食事でタンパク質をとればよいのでは? そんな疑問に、anomaブランドマネージャーの奥田響さんが答えてくれました。
「タンパク質を食事で摂っていただくのはもちろん問題ないのですが、1日に必要なタンパク質量を食事だけで補うというのは、なかなか難しいと考えています。食事だけで補うとしたとき、たとえば女性の場合でも卵なら 8個以上食べる必要があります。朝食を簡潔に済ませるタイプの人だと、お昼と夜だけでタンパク質をガッツリと補う必要がありますが、結構難しいですよね。さまざまな生活スタイルのなかで、タンパク質を手軽に補う方法のひとつとして、プロテインがあると考えています」(奥田さん)
食べ物からタンパク質を摂取するとき、もれなく糖質や脂質もセットでついてきます。どちらも大事な栄養素ですが、できれば余分な糖と脂肪は削りたい。そんなときの選択肢のひとつとして、プロテインを活用すると便利です。
⇒食事だけで補うのは大変だから、プロテインドリンクがお手軽
「食事だけで補う場合、カロリーオーバーが気になる」
業界最大手のパーソナルトレーニングジム「RIZAP(ライザップ)」のトレーナーに伺ったところ、以下の回答が。
「筋肉量を増やしたいとき、1日のたんぱく質は体重×1~2gを目安に摂取することをおすすめしていますが、食事だけで摂るのは意外と大変です。たとえば×2gの場合、体重60kgだと120gのたんぱく質が必要になります。しかし、お肉を100g食べても摂取できるたんぱく質量は15g程度。さらに、お肉やお魚には脂質も含まれているため、食事だけで十分なたんぱく質を摂取すると、カロリーオーバーになりがちです」(管野さん)
また、ドリンクタイプは食べ物より消化する手間が少なく、吸収速度が速いというメリットも。
⇒カロリーオーバーになりがちなので、プロテインドリンクがおすすめ!
「食事からたんぱく質が摂れているのであれば不要」
マストではないという意見もあります。パーソナルトレーニングジム「Pearl Fitness(パールフィットネス)」の代表トレーナー・及川裕輔さんは、必ず活用しなければならないかというとそうでもないと語ります。
「食事からたんぱく質が摂れているのであれば不要です。時間がないときや、夜が遅く寝る直前の食事になる場合は、活用するとよいでしょう」(及川さん)
⇒時短やタイミング次第で活用すると良い
読者アンケートの結果、約8割がプロテインを飲んでいる
MELOSで行ったアンケートによると、回答者約100名のうち、全体の約8割にあたる「79名」がプロテインを飲んでいるという結果に。
内訳は男性が73名、女性が23名
「プロテインを飲んでいる」その理由は?
プロテインを飲んでいる理由としてとくに目立ったのは、「(食事だけでは補えない)たんぱく質の摂取」や「運動後のたんぱく質摂取」が多い結果になりました。
以下いただいたコメントです。