【平泳ぎの泳ぎ方】正しいフォーム、速く泳ぐコツ、息継ぎの練習方法

泳ぐのが好き、タイムを伸ばしたい、ダイエット目的などなど、水泳の目的は人それぞれ。しかしその泳ぎ方、昔の記憶を頼りになんとなく泳いでいませんか？　

今回は、北島康介さんが設立したスイミングクラブ、キタジマアクアティクス監修の水泳記事から、初心者に向けた平泳ぎの泳ぎ方をリコメンド。

手足の動かし方や基本フォーム、息継ぎのタイミングと練習方法、そして間違った泳ぎ方についても教えてもらいました。自分の泳ぎ方を見直し、改善の余地があるか確認してみてください。

「平泳ぎ」の基本の泳ぎ方

手足を交互に動かす平泳ぎは、ニガテな人も多いのではないでしょうか。ポイントとなる腕の動かし方、足の蹴り方を覚えましょう。

正しいフォームと身体の使い方

平泳ぎでは、膝は開きすぎず、膝よりもかかとが外側に開いた状態でキックします。膝を身体に引きつける動作があり、もっとも水の抵抗を受けやすい泳ぎ方でもあります。

ですから、お尻とお腹が沈んだりせず、フラットな姿勢を維持することが大切です。

腕の動き

• 肘を伸ばしたまま肩幅、もしくは肩幅より少し外に手を広げる。（フロントカーリング）
• 肘から下を曲げて、肘を立てる。（キャッチスカーリング）
• キャッチスカーリングをしたところから、肩を中心にして肘を内側に絞る。
• 肘が肩幅より内側に入ったところで、止まらず腕を前に戻す。

足の動き

腰を落とさず、膝をお腹に近づける。

膝を開きすぎず、かかとの方が開いているように意識してキックする。
※ここで膝が引きつけられていれば、自然に足の裏が進行方向と逆（後ろ）を向いているはず！

キックしたあと、お尻の力を抜かないように意識しながら、足をまっすぐにし、もとの位置に戻す。

身体の使い方

• ストローク時に腰を落とさないように、お尻と体幹を締めるようにイメージし、フラットな姿勢にする。
• 水をかいたあと、脇を締めて前に腕を戻す際はスピードを落とさず、勢いよく戻す。

息継ぎの仕方とタイミング

水をかいている動作の最中に前を向き、そのまま水をかくと自然と上半身が上がるので、そのタイミングで呼吸を行う。

呼吸しようと意識しすぎて無理に背筋を使うと、腰が落ちやすくなるので注意する。

平泳ぎを速く泳ぐコツは「腕のストローク」

腕の動きで推進力を高めます。遠くの水も掴めるようになるための練習として、以下を行いましょう。肘から指先で水を捉える感覚を養います。

1. 手のひらを外側に向けて腕を広げる
2. そのまま、肘から先を顔の方に曲げて肘を立て、元の位置に戻す
3. 左右の腕で交互に繰り返す

頭より前で「∞マーク」を描くように意識して動かしましょう。

よくある間違った泳ぎ方

手と足が同時に動いてしまいがちですが、これは抵抗が大きくなり推進力につながりにくくなります。また、膝を開いたまま後ろにキックしてしまうのもNGです。

※本記事は「クロール＆平泳ぎの泳ぎ方。正しいフォーム、練習方法｜キタジマアクアティクス監修」の一部を再編集したものです。

＜Edit：編集部＞