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2023年8月10日
筋肉痛はいいこと?筋肉に効いてる証拠なのか。悪い筋肉痛の見分け方も[整形外科医監修] (2/3)
お医者さんの視点から見て、「よくない」と言える筋肉痛もあります。
それは、筋肉痛の痛みに似た「筋腱付着部炎」です。これは、「筋肉や腱」と「骨」の付着部に起こる炎症で、痛みが長引くことが多いのが特徴です。
また、筋肉痛よりも痛い場合が多い「肉離れ」にも注意が必要です。重症な場合は、内出血を伴ったり、筋肉が凹んでしまったりすることがあります。
「いい筋肉痛」と「よくない筋肉痛」の見分け方とは
- 1週間以上痛みが続く
- いつもの筋肉痛とは違う痛みがある
- 痛みが強すぎて、日常生活に支障が出ている
- 内出血を伴った痛みがある
- 痛みがある部分の、筋肉が凹んでいる
という場合、よくない筋肉痛であることが多いです。整形外科の受診をおすすめします。
筋肉痛のときでもOK! 筋肉増強のためにできること
筋肉痛が起きているということは、筋肉に負担がかかっているということ。そのため、できる限り休息を取った方が良いですが、筋肉痛でも体を動かしたいという人もいるでしょう。ここでは、筋肉痛の時でもできる筋肉増強方法をご紹介します。
負荷が低い、軽めの運動をする
筋肉痛の時は、筋肉に負担をかけない低負荷の運動ならしても良いでしょう。低負荷と言っても無理は厳禁。息が軽くあがる程度に抑えておきましょう。
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筋肉痛がない部位の筋トレを行う
筋肉痛の出ていない筋肉は、基本的に鍛えても問題ないです。「腕が筋肉痛ならば、下半身を鍛える」「腹部が筋肉痛なら、肩を鍛える」など、筋肉痛の場所を避けてトレーニングをすると良いでしょう。
とはいえ、過度な筋トレは、慢性疲労の状態につながります。倦怠感・息切れ・食欲低下・不眠の原因になるので注意してください。
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