筋肉が「1番つきやすい部位」と「つきにくい部位」は?トレーナーに聞いた
筋トレをする中で、筋肉がつきやすい部位・つきにくい部位があります。
ANNBBF(全日本ナチュラルボディビルディング)連盟理事・審査員でオリンピック出場選手のトレーナーも務めた経験がある柴田祐幸先生に、疑問をぶつけてみました。
体の中で「筋肉が1番つきやすい場所」はどこ?
行っているトレーニングやスポーツ、体質によって個人差が大きいですが、一般的に筋肉のつきやすい場所としてよく挙がるのは以下5つの筋肉です。
- 大胸筋(胸の筋肉)
- 大腿四頭筋(もも全面の筋肉)
- 大臀筋(おしりの筋肉)
- 上腕三頭筋(腕の裏の筋肉で、力こぶの反対側)
- 三角筋(肩の筋肉)
これらの筋肉は、体の中でも比較的大きい筋肉です。大きな筋肉は、成長ホルモンの分泌が多いと言われています。
成長ホルモンの作用はいくつかありますが、作用のひとつに「筋肉や骨の成長を促進・修復する」というものがあります。
そのため、大きな筋肉は筋肉がつきやすいということに繋がります。
反対に「筋肉がつきにくい部位」はどこ?
逆に、筋肉がつきにくい部位は、以下などです。
- 前脛骨筋(スネの前の筋肉)
- 前腕の筋肉
これらの筋肉は、負荷をかけにくいため筋肉を成長させにくいと考えられます。
また、前腕は、細かな筋肉がたくさんあるので、鍛えたい筋肉に集中してトレーニングするのが難しいと言えます。
オリンピック出場選手のトレーナーも務めた柴田先生の場合
柴田先生:私の場合は、ふくらはぎの筋肉がつきにくいです。100kgのカーフレイズをしていましたが、あまり変化はありませんでした。
「ピンポイントでこの筋肉を鍛えたい」という場合は?
ここの筋肉をつけたい! という希望がある場合は、独学でトレーニングするより、知識のある専門家に教わった上でトレーニングすると、より効果が出やすいと思います。
監修者プロフィール
治療院「R&ーランドー」 プレミアム治療家
シバタ整骨院・鍼灸院 代表
柴田 祐幸
北九州にあるシバタ整骨院・鍼灸院の代表を務めながら、東京品川区にある治療院「R&ーランドー」のプレミアム治療家として活躍中。過去にANNBBF(全日本ナチュラルボディビルディング)連盟理事・審査員も務める。
【経歴】
2008年北京オリンピックやロンドン・リオオリンピックマラソントレーナー
男子マラソン金メダリスト サムエルワンジル氏専属トレーナー
安川電機陸上部ストレングストレーナー
日本陸上連盟トレーナー
福岡県体育協会トレーナー
福岡リゾート&スポーツ専門学校講師
北九州市各福祉センター健康講座教師
ANNBBF連盟 理事・審査員etc.
<Edit:編集部>