
「踏み台昇降(ステップ運動)」で脂肪燃焼するコツは?正しいやり方、回数など (1/2)
「踏み台昇降」。段差を上り下りするだけなので、自宅でもすぐできる有酸素運動です。
専用の台がなくても問題ありません。低めのイスや階段、雑誌を重ねたものなど身近なものでも代用できます。
フィットネスランニングトレーナーとして活躍する鳥光健仁さん監修のもと、トライアスロンや自転車競技などで活躍しているMIHOさんが解説していきます。
後半では、踏み台昇降のメリットや台の高さ、時間などを、なか整形外科京都西院リハビリテーションクリニック院長・樋口直彦先生監修の記事よりまとめていきいます。
踏み台昇降(ステップ運動)の基本のやり方
1. 片足どちらかを踏み台に乗せる
2. まっすぐに立つ
踏み台に立ったとき、膝を伸ばしきる
3. 上げた方の足から下ろす
基本はこれだけです。腕もしっかり振るとカロリー消費が促されます。
60秒×3セット行いましょう。
効果を出すポイント
・足は踏み台に対してまっすぐ置き、足の裏全体を踏み台に乗せる
・目線は前に置き、下を向かないようにする
踏み台昇降の効果とメリット
ここからは、なか整形外科京都西院リハビリテーションクリニック院長・樋口直彦先生監修の記事よりまとめていきいます。
踏み台昇降は、一定の高さの踏み台を昇り降りする有酸素運動です。そのため、脂肪燃焼・カロリー消費・下半身の筋力アップなどのダイエット効果が期待できます。
下半身は体の中でも、大きな筋肉が集まる部位です。そのため、下半身を鍛えると、筋肉量増加による基礎代謝がアップしやすく、痩せやすい体になれるというメリットもあります。
ダイエット効果以外にこんな効果も
ダイエット効果以外には、心肺機能の向上も期待できます。
心配機能が向上すると、疲労の蓄積を防げる・冷え性が改善するなどの嬉しい健康効果を得られるので、踏み台昇降運動は幅広い年代におすすめの有酸素運動です。
踏み台昇降の高さはどのくらいがいい?
一般的な踏み台昇降の踏み台の高さは、20cmです。この高さは、エクササイズで使用される昇降台の目安とされています。
ただ、人によって適した高さがあるので、以下を参考にしてください。
高さ | |
一般的な人 | 20cm |
初心者 高齢者 |
10cm ⇒ダイエットや健康維持に適している |
上級者 背が高い人 |
30cm ⇒体力アップを図りたい人におすすめ |
踏み台は高ければ高いほど、脂肪燃焼効果がある?
確かに踏み台が高いとその分、負荷が加わりますが、安全面から見ると、足を上げた時に膝が股関節を超えない高さがおすすめです。
高ければ高いほど良いというものではないので、高さよりも実施時間にこだわった方が良いでしょう。
踏み台昇降は1日何分やればいい?
20~30分続ければ、十分な運動量になり、脂肪燃焼効果が高まるでしょう。
脂肪燃焼という観点から見ると、運動時間は長ければ長いほど脂肪燃焼効果が高まります。ダイエット目的であれば、最低でも20分は続けましょう。
「踏み台」の代わりになるものはある?
踏み台昇降運動は、専用の昇降台以外でも行うことが可能です。家にあるアイテムで代用できるので、器具の置き場所がない・お金をかけたくないという人にもおすすめです。
踏み台の代わりになるものとしては、以下などが良いでしょう。
- 新聞
- 雑誌
- 階段
- 段ボール箱
新聞や雑誌はいくつか束ねて、高さを作ってください。滑りやすい場合は、滑り止めマットを敷くのがおすすめです。
ただし、これらは踏み台昇降用のアイテムではありません。ケガや破損の恐れがあるので、十分に注意して行ってください。
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