フィットネス
2025年5月29日

「階段=膝に悪い」?意外と知らない“階段を登る”メリット・デメリット (2/2)

こんな人は階段を活用すると健康効果が期待できそう!

逆に、以下のような方には、日常に無理なく階段を取り入れることをおすすめしています。

  • 健康的にダイエットを目指している方
  • デスクワーク中心で運動不足を感じている方
  • 膝や股関節に明らかな異常のない方
  • ロコモ予防・体力維持を意識している中高年層

たとえば「一駅分歩くのは難しいけれど、階段なら意識すればできる」という方にとっては、通勤や買い物ついでに行える手軽な運動習慣になります。

階段の上り下りは、うまく活用すれば非常に効果的な運動です。ただし、膝や股関節に既往がある方は、まず医師や理学療法士と相談の上、無理のない範囲から始めることが大切です。

日常のなかで「ちょっとだけ頑張る」選択肢として、階段を味方にできるかどうか。自分の体と相談しながら、無理なく取り入れてみてください。

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監修者プロフィール

なか整形外科京都西院リハビリテーションクリニック
院長 樋口 直彦 先生

なか整形外科樋口 直彦帝京大学医学部卒業後、いくつかの病院で勤務し、院長を経験後、2021年1月に医療法人藍整会 なか整形外科の理事長に就任。バレーボールVリーグ「サントリーサンバーズ」のチームドクターも務める。骨折治療をはじめ関節外科、スポーツ整形外科を専門に治療。

<Edit:編集部>

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