
腹筋を割る食事メニュー完全ガイド|朝昼晩・間食・筋トレ前後まで徹底解説 (1/4)
腹筋を割りたいなら、筋トレだけでは不十分。実は「何を食べるか」「いつ・どう食べるか」が、腹筋を浮かび上がらせるためのひとつのカギになります。
初心者でも続けやすい「食事の基本ルール」から、朝昼晩・間食・筋トレ前後のメニュー例まで紹介します。
食事管理が腹筋を割るカギ|初心者でも失敗しない基本ルール
食事は、「カロリー・栄養バランス・タイミング」がすべて重要です。筋肉を残して脂肪を落とすためのポイントを、初心者でもわかりやすく解説します。
タンパク質は「体重×〇g」で計算|60kgの場合の目安は?
腹筋を割るためには、筋肉を減らさず脂肪だけを落とすために、毎日のタンパク質摂取量がとても重要になります。まずは、以下の表で、自分に合った目標量を確認しましょう。今回は例として、体重60kgの場合を併記しています。
運動・筋トレの頻度 |
運動する目的 | タンパク質の目安(g/体重1kg) | 体重60kgの場合 |
運動初心者/筋トレ週1〜2回 | 筋肉の維持が目的。まずはここから始めても十分。 | 1.6g | 96g/日 |
筋トレ週3〜4回/減量中 | 脂肪を落としつつ筋肉量をキープしたいとき。 | 1.8〜2.0g | 108〜120g/日 |
筋トレ上級者/本格的な減量期 | 筋肉を維持・増加させつつ、体脂肪を削りたい人向け。 | 2.2g | 132g/日 |
例えば、初心者で週2〜3回トレーニングしている人は、「108g/日(=60×1.8g)」がちょうど良い目安です。
一度に活用できるタンパク質の量
人間が一度に活用できるタンパク質の量は個人差があり、状況によっても異なりますが、一般的には40~50g程度です。市販のプロテインパウダーやプロテインバー、プロテインドリンクは、1回・1本あたり10~30gのタンパク質含有量のため、まず超えることはないと思って大丈夫。
しかし、タンパク質を過剰に摂取すると、余剰分はエネルギーとして使われ、結果として脂肪として蓄積される可能性があります。また、腎機能に問題がある人は高タンパク食で負担がかかる場合もあるため、注意が必要です。
健康な人にとっては通常の食事やサプリの範囲内で問題になることは少ないですが、「多ければ多いほど良い」というわけではありません。
タンパク質の摂取タイミングも大切
基本的には、朝昼晩の食事でタンパク質を摂取して、3~4時間おきに間食でも摂取することをおすすめします。なぜなら、長時間の空腹状態が続くと、体はエネルギーを補うために筋肉を分解しやすくなるため、間食に高タンパクな食品を取り入れるのも良い工夫です。
タンパク質の1日の摂取タイミング例
(1)朝→(2)間食→(3)昼→(4)筋トレ前→(5)筋トレ直後→(6)夕食→(7)就寝前
1日7回の摂取で、1回あたりのタンパク質量は20~30gを目安に、間食は10gなどにして、摂取量を調整しましょう。
食事はカロリーとPFCバランスを整える
体脂肪を減らすには「消費カロリー > 摂取カロリー」にする必要があります。そのうえで、筋肉を維持するために「PFCバランス」も意識しましょう。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)」より、身体活動レベルが普通の男女(18~49歳)の場合、PFCバランスは以下が目安となります。
男性 (18~49歳/身体活動レベル普通) |
女性 (18~49歳/身体活動レベル普通) |
|
1日の摂取カロリー | 2,650kcal | 2,000kcal |
P=タンパク質(17%) | 113g | 85g |
F=脂質(25%) | 74g | 56g |
C=炭水化物(58%) | 384g | 290g |
「どう食べるか」も腹筋づくりには重要
何を食べるかだけでなく、「どう食べるか」も腹筋づくりには重要です。吸収効率を上げて脂肪蓄積を防ぐためのちょっとしたコツを紹介します。
野菜→タンパク質→炭水化物の順に食べる
野菜→タンパク質→炭水化物の順で食べると、血糖値の急上昇を防げます。結果的に脂肪がつきにくくなるので、ダイエット中はとくに意識したいポイントです。
「ひと口30回」を意識する
よく噛むことで唾液の分泌が促進され、消化吸収がスムーズになります。さらに、満腹中枢が刺激されて食べ過ぎを防ぎ、結果として胃腸への負担も軽減されます。
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