40代で腰回りの肉が落ちない理由と、今日から変える『体幹』引き締め習慣 (1/3)
40代に入ってから「腰回りだけ落ちにくい…」、それはなぜか?
パーソナルトレーナー・森 竜次さんいわく、「食事や運動を工夫しても思うように腰回りが細くならない背景には、体の変化と姿勢のクセが関係している」そうです。
身体の変化に合わせたトレーニングをすることで、腰回りはゆっくりと変わり始めます。40代の腰回りの肉が落ちない原因と、今日から取り入れやすいトレーニングメニューを紹介します。
40代はなぜ腰回りが太りやすくなるのか
40代になると、若い頃とは脂肪のつき方も落ち方も変わってきます。腰回りに肉が残りやすくなる背景を、筋肉・姿勢・血流・ホルモンの観点から整理します。
筋肉量の低下で代謝が落ちる

40代になると筋肉量は自然に減り、基礎代謝もゆっくり下がります。とくに腹横筋・腹斜筋・中殿筋など、姿勢を支える筋肉が弱くなると、内臓が下がりやすくなり、腰回りがふくらんで見えやすくなります。
これらの筋肉は日常生活で使われにくいため、意識的に動かすことが腰回りの引き締めにつながります。
姿勢のクセで骨盤が歪み、腰回りが広がる
デスクワークやスマホ姿勢が続くと、骨盤が後傾しやすくなり、腹筋が働きにくい状態になります。猫背・反り腰・骨盤の傾きが重なると、腰回りのラインが崩れ、脂肪がつきやすい環境ができてしまいます。
姿勢のクセを直すには、骨盤の位置を整えるための「可動域づくり」が欠かせません。
血流低下とむくみで「太く見える状態」が続く
40代は筋肉の硬さや冷えによって血流が落ちやすく、腰まわりにむくみが溜まりやすくなります。むくみが続くと皮膚の下に老廃物が滞り、脂肪が厚くなったように見えるため、太ったと勘違いしやすい状態になります。
巡りが整うだけで見え方が変わるケースは多くあります。
40代女性・男性それぞれのホルモン変化

40代女性はエストロゲンの低下で水分を溜め込みやすく、脂肪がつきやすい体質に変わります。40代男性はストレスや睡眠不足の影響を受けやすく、内臓脂肪が増えやすい傾向があります。
男女で違いはありますが、姿勢と可動域が乱れれば、誰でも腰回りは落ちにくくなります。
次:40代の腰回りは「ほぐしてから鍛える」が効果的
レモン水のダイエット効果とは。作り方と、食後血糖値を抑える飲み方







