2025年12月20日
え、3回でいいの?スロースクワットを毎日続けたら体に起きる変化【理学療法士監修】 (1/2)
スロースクワットは、動作をゆっくりにすることで少ない回数でも筋肉にしっかり刺激を届けられるトレーニングです。
理学療法士でパーソナルトレーナーの安藤 瑞樹さんは「最小3回でも筋肉の緊張時間が十分に確保され、代謝や血流に変化が現れやすい」と話します。
毎日3回のような小さな習慣でも、続ければ体の内側から整い始めます。1か月続けるとどんな変化を感じやすいのか、専門家の知見を交えて紹介します。
なぜ「3回」でも体が変わるのか

スロースクワットは1回の動作に約9秒かけます。動きをゆっくりにすることで筋肉が長く働き、緊張時間(TUT)が長く保たれるようになります。
この「時間で効かせる」という仕組みが、少ない回数でも深い刺激が入る理由です。通常のスクワットでは意識しにくいお尻や太もも裏、そして姿勢を支えるインナーマッスルにもじっくり刺激が入ります。血流が良くなることで、むくみや冷えの改善にもつながります。
「量より質」で効果を引き出せるのが、スロースクワットの大きな魅力です。
スロースクワット3回がおすすめな人
・運動が苦手で、まずは無理なく体を動かしたい人
・ダイエットを始めるための「動ける土台」を作りたい人
・むくみや冷えなど、巡りの悪さを感じやすい人
・忙しくて運動時間が取れない人
・膝や腰に強い負荷をかけたくない人
・習慣化のハードルをできるだけ下げたい人
スロースクワットは少ない回数でも深い刺激が入るため、最初の一歩として取り入れやすいトレーニングです。
次:毎日3回、1か月続けると現れやすい変化
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スロースクワットの驚くべき効果。「ゆっくり動作」がもたらす代謝・血流・若返り…5つの変化







