フィットネス
2024年8月23日

スクワットの効果が出なくなった!停滞期にチェックすべき5つのポイント (2/2)

5.柔軟性と可動域を高める

さらに、柔軟性もチェックする必要があります。

正しいスクワットの姿勢を取るには、足首や腰、股関節などに広い可動域が重要。自重スクワットの姿勢(胸を張り、太腿が床と平行以下の角度になるまで下ろす)を長く保てない人は、筋力より柔軟性不足をまず疑うべきです。

ウォール・スクワットがスムーズに行えるかどうかは、柔軟性をチェックする判断材料になります。

壁に向かって近い位置で立ち、両手を上に伸ばして、ゆっくりとスクワットを行う。壁と体との距離を一定に保ち、体のどの部分も壁につかないようにする。

時間をかけて、10回程度こなせるかどうかが目安です。

その種目だけでなく他のメニューにも目を向ける

スクワットを例にして、記録の伸びが頭打ちになったときの弱点の見つけ方をご紹介しました。

フリーウェイトで行う筋トレ種目、それも複数の関節を動かす種目は、多くの筋肉群を同時に鍛えることができます。また、それらを連動する能力を高めてくれるでしょう。

一方、悪しきクセや弱点があっても、長所がカバーしてしまう弊害もあります。それを放置しておくと、ある程度のレベルまではできるようになっても、さらなる成長を阻害する要因になってしまうでしょう。

遠回りになるかもしれませんが、その種目そのものではなく、まわりの種目を見直しれみることも、打開策のひとつになるかもしれません。

筆者プロフィール

角谷剛(かくたに・ごう)

カリフォルニア在住。公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、コーチング及びスポーツ経営学修士(コンコルディア大学)、CrossFit L1 公認トレーナー、TVT高校クロスカントリー部監督、ラグナヒルズ高校野球部コーチ。著書に『大人の部活―クロスフィットにはまる日々』(デザインエッグ社)がある。
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<Text & Photo:角谷剛>

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