ランニングフォームのチェック方法&見るべきポイント (2/3)
3)上半身と下半身の連動性
ランニングをするときは、基本的に上半身と下半身が連動して動きます。しかし、これがうまく連動せず、バラバラに動いてしまっている人は少なくありません。すると上半身の力が伝わらず、“足だけで走る”状態になってしまいます。
右足が前に出るときは左腕を、逆に左足が前に出るときは右腕を同じく前に振る。このタイミングがズレているなら、以下のように四肢の連動性を高めるトレーニングに取り組んでみてください。
4)前傾角度
身体が起き上がった状態では重心移動が行えないほか、着地反発が上に向いて推進力に繋がりません。そのため、ランニングの際には前傾姿勢を維持しましょう。
ただし前傾を意識すると頭だけ前に出たり、腰が曲がってしまうことが多く見られます。そのため、頭から肩、腰、そして接地した足までが一直線になっているかという部分も注意したいポイントです。
5)左右前後の動き
腕が横振りになっている、または片方の足に荷重していると、身体が左右に動いてしまいます。前方向に進むランニングにおいて、この左右動は大きなロスです。また、荷重している側にのみ大きな負担が掛かり続けると、怪我の原因にもなるでしょう。
また、身体より前で接地して着地反発が後ろに向いたり、腰が落ちて沈み込むような姿勢になると、今度は前後に身体が揺れてしまいます。これも同様に非効率な走りや怪我の原因になりかねませんので、左右前後に身体が大きく動いていないか確認してみてください。
6)腕振り
上半身をしっかり使って走るには、腕振りがとても大切です。脇が開いている、横に振っている、引いたとき肘が伸びている。こうした腕振りではうまく腕振りの力を走りに活かせず、非効率な走りになってしまいます。
一定のリズムを刻み、しっかり肩甲骨を動かして肘が引けているか。また、肘が伸びて大振りになっていないか確認してください。