2022年11月12日

「痩せる食べ物」は栄養素から見つけよう。ダイエットにおすすめの食品5つ (2/2)

スパイスや辛いもの

激辛麻婆豆腐

スパイスや辛いものにも脂肪燃焼効果が期待できます。

スパイスや辛いものは、交感神経を刺激して新陳代謝を活発にします。その結果、脂肪細胞での熱産生が促されて、脂肪分解を促進できるとされています。

唐辛子をはじめ、キムチや豆板醤、ブラックペッパーや山椒など、それぞれの辛味成分が脂肪燃焼に役立ちます。

雑穀

雑穀米入りご飯

米類を食べる場合、脂肪燃焼によいという観点から見ると、白米よりは雑穀類がおすすめです。

白米と雑穀米のカロリーはほとんど変わりませんが、雑穀米にはビタミンB1をはじめ、その他ビタミン類、ミネラル類が豊富に含まれています(※1)。

それらのビタミン類は脂肪燃焼をスムーズにし、エネルギー代謝を活発にするために必要です。

また、雑穀には食物繊維が豊富に含まれているので、血糖値の急上昇を抑えることができ、余分な脂肪を脂肪細胞に取り込むのを防ぐ効果が期待できます。

(※1)文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)

緑茶

緑茶

緑茶の特徴はポリフェノールの一種であるカテキンが含まれていることです。カテキンは、食べた直後の脂肪の排泄を促す効果が期待できます。

カテキンは肝臓の活性を促して脂肪代謝を促進し、エネルギーの産生を高めることで、脂肪燃焼に役立ちます。

また、緑茶には同じくポリフェノールの一種であるカフェインが多く含まれています。カフェインは、交感神経を刺激し血流や代謝を高めることで、脂肪の排泄に役立ちます。

利尿作用もあるので、余分な水分や老廃物の排泄を促し、むくみの改善にも働きます。

山形ゆかり<この記事を書いた人>
山形ゆかり
薬剤師。薬膳アドバイザー。フードコーディネーター。病院薬剤師として糖尿病患者の服薬指導中に食養生に着目。牛角・吉野家、薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発を行う。現在は、「健康は食事から」をモットーに、漢方のプロとAIが適した漢方薬をお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方(オンラインAI漢方)」でも情報発信をしている。

 <Edit:編集部>

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