フィットネス
2023年5月30日

「これは運動したくなるわ…」社会人が答える、“嬉しすぎる運動のメリット”とは? (2/2)

健康運動指導士が考える「運動のメリット」とは

株式会社タニタヘルスリンクの公認スポーツ栄養士・健康運動指導士で、競歩の岡田久美子選手へのコンディションサポートを担当している堀越理恵子さん曰く、運動には「有酸素運動」、「レジスタンス運動(筋力トレーニング)」、「柔軟運動(ストレッチ)」という3つタイプがあるとのこと。この三大運動には、それぞれメリットがあるようです。

三大運動「有酸素運動・筋トレ・ストレッチ」の効果とは。メリットとデメリット、運動量の目安 より

有酸素運動の効果とメリット

比較的すぐに始めることができ、普段の生活に取り入れやすいのが魅力です。低~中強度くらいの運動強度なので長時間の継続がしやすく、脂肪がおもなエネルギー源となるため、体脂肪燃焼が期待できます。

また、肥満や生活習慣病の予防改善、カラダに栄養をスムーズに届けるなどの効果も見込めます。有酸素運動は心拍数が徐々に上がり、呼吸や血流が促進されるため、呼吸器や循環器を鍛えることができ、心肺機能を高める効果も期待できます。

有酸素運動の例

  • ウォーキング
  • ジョギング(ランニング)
  • 水泳
  • サイクリング
  • エアロビクス
  • なわとびなど

レジスタンス運動(筋トレ)の効果とメリット

筋力や筋持久力を高めることができます。筋肉を太く、大きくすることで、筋肉量の増加にもつながります。筋肉量を増やすと、基礎代謝量も増加します。筋肉は血糖値の調節を行なっているので、筋肉量の増加は、血糖値を安定させることにつながると言えるでしょう。

もちろん、メリハリのあるボディを手にしたい方にもオススメです。また、筋肉量が多いカラダは、老齢での転倒や骨折、寝たきりになるリスクを低減します。

レジスタンス運動(筋トレ)の例

  • 自重を活かしたスクワット、腕立て伏せ、腹筋
  • ダンベルやバーベルを使用したフリーウエイトトレーニング
  • ジムなどの専用の機械を使うマシントレーニングなど

柔軟運動(ストレッチ)の効果とメリット

ストレッチを行うと、筋肉がほぐれて血流がよくなり、カラダに酸素と栄養が届きやすくなります。

また、運動前に手首をほぐしたり、関節の動きをよくする「動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)」を行うことで、筋肉の温度が上昇し、ウォーミングアップにつながります。運動中の怪我の予防、パフォーマンスの向上、運動に対しての心構えや心理的な準備にもつながるでしょう。

運動後には「静的ストレッチ(スタティックストレッチ)」を行うとよいでしょう。血流を促進させ、身体をクーリングダウンさせてくれます。

疲労回復や筋肉痛の予防なども期待できるほか、自律神経のバランスをコントロールする副交感神経の働きを優位にさせることで、血圧や心拍数を緩やかにし、心身をリラックスさせてくれます。

就寝前やリラックスしたいときにもオススメです。

柔軟運動(ストレッチ)の例

  • 体を動かしながら柔軟性を高めていく「動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)」
  • 反動をつけず筋肉を伸ばしたまま静止する「静的ストレッチ(スタティックストレッチ)」

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<Text:編集部/アンケート引用:株式会社ビズヒッツ

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