「ハイボールは太らない」は嘘?焼酎とどっちが太るのか[管理栄養士監修] (2/3)
ハイボールは、グラス2杯分(300ml)、または350ml缶1缶程度が目安となります。
ハイボールはアルコール飲料であるため、適量の範囲内に収めることが大切です。お酒の適量は「アルコール換算で約20g」が目安とされており、ウイスキーでは60mlにあたる量です。これをハイボールに換算すると、ジョッキ2杯分(300ml)または350ml缶1缶ほどが目安となります。
毎日ハイボールを飲むと太る?
おつまみや他の食事のカロリーを控えた上で、適量のハイボールを毎日飲む分には太る心配は低いと考えられます。
ただし、ハイボールをたくさん飲んで、おつまみも食事もたっぷり食べる……といった生活を毎日続けていると、太る可能性が高いです。太りたくないのなら、飲酒量・おつまみの内容・他の食事の内容に気を付けましょう。
ハイボールと焼酎、どっちが太る?
カロリーだけに注目すると、焼酎の方が高カロリーのため、ハイボールの方が太りにくいと言えます。
▼カロリー比較(100ml)
ハイボール (ウイスキー25g) |
59kcal |
焼酎水割り (焼酎60ml) |
86kcal |
ただし、焼酎は少量をゆっくり楽しむ方が多い一方で、ハイボールはゴクゴクと飲む方が多いのではないでしょうか。そのため、つい飲みすぎてしまうともちろん太ってしまいます。また炭酸は、食欲を促す作用もあるため、おつまみを食べすぎてしまうかもしれません。
太るかどうか気になる場合は、カロリーだけでなく、飲む量やおつまみの内容に注意して、お酒を選ぶと良いでしょう。
ハイボールはなぜ低カロリーなの?
「ハイボールは低カロリー」と言われることがありますが、実は低カロリーではありません。
同じ量だと、ビールの方が低カロリーなのです。(意外ですよね!)
▼カロリー比較(100ml)
ハイボール (ウイスキー25g) |
59kcal |
ビール | 39kcal |
お酒のカロリーは、主にアルコール分に関係します。つまり、度数が高いとその分カロリーも高くなります。ハイボールの材料となるウイスキーは、アルコール度数が高く、100mlで234kcalもあり、低カロリーとは言えません。