ウェルネスフード
2023年12月14日

「白米には栄養がない」ってホント?管理栄養士の回答は (2/2)

じゃあ、白米を食べるメリットとは

栄養面では玄米や雑穀米のほうが有利ですが、決して白米を悪者にするつもりはありません。

注目は、精白米の脂質の低さ!

「白米は主食の中でも脂質が少ないので、パンやパスタなどを選ぶなら白米を選んだほうが脂質を低く抑えることができます」と語るのは、MELOSでもおなじみの管理栄養士・深野さん。

また、白米は繊維が少ないぶん消化がよく、吸収にも優れているという特徴もあります。胃腸に負担がかからずにエネルギー補給できる点がメリットなので、「とくに食後1時間程度で運動する際や運動前のエネルギー補給、またハードなトレーニング後など胃腸が疲れていたり、しっかりリカバリーしたいときにおすすめです」とも。

ただし、食後2時間以内に運動の予定がないときは、トレーニーやランナーも白米よりも食物繊維を多くとれる玄米や分つき米、発芽玄米、雑穀米、麦ごはんなどを主食としたほうが、腸内環境を整えたり、不足しがちなビタミン・ミネラルを補うことができるとのことです。

運動(トレーニング)の1時間~2時間前には

梅おにぎり、塩おにぎりがおすすめ。胃腸の負担にならずすばやくエネルギー補給ができる

ハードなトレーニング後のすばやいリカバリーには

白米(糖質)+たんぱく質(肉や魚、たまご、大豆・大豆食品など)

白米には栄養が含まれており、メリットもある

というわけで、「白米は栄養がない」はウソ! 玄米などに比べれば低いものの、きちんと栄養素は含まれていますし、消化吸収のよさや脂質の低さといったメリットもあります。

不足分の栄養素を補うため、おかずを工夫したり雑穀米などを混ぜるのもひとつの方法です。対象者や目的に応じて楽しんでみるのはいかがでしょうか。

※本記事は「白米は糖質が高く栄養価が低いってホント?│管理栄養士の食トレ学」と「お米ダイエットのやり方|白米は太る?痩せる?カロリーオーバーを防ぐご飯の食べ方[栄養士監修]」の一部を再編集したものです。

<Edit:編集部>

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