月曜日、会社行きたくない!仕事したくない!精神科医に聞いた対処法 (1/2)
精神的な疲れは誰にでも訪れるもの。忙しい日常生活やストレスが積み重なると、仕事に対するモチベーションが低下し、仕事をしたくないと感じることがあります。このようなとき、どんな考え方があるでしょうか?
本記事では、精神的な疲れの癒し方、仕事へのモチベーションを取り戻すための対処法を、こころと美容のクリニック東京院長・大和行男先生に伺いました。
<このページの内容>
「疲れた、仕事したくない」と感じるのはどんなとき? 考えられる原因
「入社したばかり、転職したばかり、昇進したばかりなど、環境が慣れない場合には環境不適応による可能性が高いです。また環境は変わっていなくても自分に割り当てられたタスクが多すぎる、または締め切りに常に追われている場合や職場の人間関係が悪く、周囲に相談しにくい場合はストレスの蓄積が多くなるでしょう」(大和先生)
MELOS編集部の一言コメント
「職場の人間関係、厳しいノルマ、多すぎる業務量、環境の変化によるストレスは本当によく聞きます」(エディターM)
「たしかに環境が慣れない場合は、心身共に疲れて仕事したくなくなるかもしれないと思いました」(エディターS)
仕事をしたくない! ひとまず取りたい「第一歩」
「まず自分で意識してリラックスする、早めに休むなどの対処を行いつつ、上司や産業医に相談して環境とのミスマッチ解消を相談してみましょう」(大和先生)
MELOS編集部の一言コメント
「有給休暇をとって疲れを癒した後、上長や話しやすい先輩に相談をするのはやったことがあります。有給で心身の疲れを癒すだけでも、少しモチベーションが回復したことも」(エディターM)
「仕事は仕事と認識して、休日や帰宅後に自分の好きなことをするとリラックスできます。仕事のことを相談できる家族や友人の存在も助けになっています」(エディターS)
働くことに疲れたとき、おすすめのリフレッシュ方法
「視覚、嗅覚、触覚、味覚などを駆使して、好きなアロマや香りを購入しておく、寝る前にラベンダーの香りを使用するのはおすすめです。あとは、炭酸飲料や柑橘系の飲み物で味覚や喉越しを楽しむなど気軽にできるリラックス法もあります。激しい運動はかえって肉体疲労を招くので、軽いウォーキングなどを涼しい時間に行う程度で良いでしょう」(大和先生)
MELOS編集部の一言コメント
「自然のある公園や川辺でぼーっとしたとき、思った以上にリフレッシュできました。あとは、髪を切るなど何らかの変化をつけるのも気分転換になった記憶が」(エディターM)
「時間に余裕があるときは、寝る数時間前から部屋の照明を落とし、お香やアロマを炊いています。ぐっすり眠れてリフレッシュできるので、個人的におすすめ!」(エディターS)
大和先生ならこう考える! 働くことに疲れたときの切り抜け方
「どうしても自分でやりたい、もしくはやらないといけないものであれば、一時的に気力を振り絞って仕事をしてしまう手もありますが、どこかで限界となる線引きをあらかじめ想定しておきましょう。」(大和先生)
MELOS編集部の一言コメント
「以前出した記事では、『感情にフォーカスすると動けなくなるので、“まず起きる”、“服を着替える”など行動にフォーカスするとよい』と聞きました」(エディターM)
「働くことに疲れたら、“このために頑張ろう”という小さなゴールを設定するようにしています。休日に出かけるとか、お気に入りの飲食店に行くとか」(エディターS)
仕事したくない状態が続く……これってうつ? それとも甘えなの?
「うつの診断は、気分が落ち込む、意欲が出ない、何をしても楽しめないという状態が、勤務日・休日を問わず14日以上連続して出現した場合に診断されます。休日は楽しめる場合、うつ病以外の理由が考えられます。」(大和先生)
MELOS編集部の一言コメント
「以前出した記事で『甘えている・甘えていないという認識の仕方ではなく、いまの心の状態を受け止めること』という言葉があり、印象に残っています」(エディターM)
「大体の人がきっと『仕事したくない』という気持ちをどこかに持っているはず。心理状態を受け止めながら、受け流すのがいいのかなと思います」(エディターS)