
ほうじ茶が持つ6つの効能とは。効果的な飲み方、飲み過ぎの注意点 (3/3)
ほうじ茶と他のお茶、何が違う?
ほうじ茶は「緑茶を焙じたもの」であり、「焙じる」とは火であぶって水分を飛ばし、香りや風味を引き出す工程を指します。
ほうじ茶と緑茶は同じ茶葉から作られますが、緑茶は発酵させないためカテキンやカフェインが豊富に含まれています。
一方、ほうじ茶では焙煎によりこれらの成分が減少し、代わりにピラジンなど独特の香ばしい風味が生まれます。
焙煎作業がほうじ茶の風味や効能の源であることが、「焙じ(ほうじ)茶」という名前の由来にもなっています。
ほうじ茶には種類がある
ほうじ茶には、茶葉のほうじ茶と茎のほうじ茶の2種類があります。
葉ほうじ茶
茶葉を使用したほうじ茶で、ほうじ番茶やほうじ煎茶などがあり、軽やかでさっぱりとした味わいが特徴です。
雁が音ほうじ茶、棒ほうじ茶
茶葉の茎を使用したほうじ茶で、特に加賀棒ほうじ茶が有名です。香り高く、旨味のある風味が楽しめます。
ほうじ茶にも多くの種類があり、それぞれ異なる風味や香りがありますので、いろいろ試して自分好みのほうじ茶を見つけてみてください。
ほうじ茶をおいしく淹れるコツ
健康効果を期待できるほうじ茶を、自宅でおいしく楽しむためのコツは、お湯の温度にあります。
ほうじ茶を淹れる際は、沸騰したお湯を使用しましょう。熱いお湯を一気に茶葉にかけることで、芳醇な香りを引き出すことができます。
水出しほうじ茶の場合
冷たいほうじ茶を楽しみたい方には、水出しがおすすめです。手軽に作れ、香りをそのまま楽しむことができます。
水出しの際は、抽出後にティーバッグを早めに取り出すことで、傷みを防ぎ、ほうじ茶の風味を保つことができます。
冷えたほうじ茶は、暑い季節の水分補給やおもてなしにもぴったりです。
ほうじ茶を飲む際の注意点
さまざまな健康効果が期待できるほうじ茶ですが、飲む際には注意が必要です。
1. 飲み過ぎに注意
ほうじ茶には100mlあたり約20mgのカフェインが含まれています。これは一般的な緑茶と同程度の量です。カフェインに敏感な方や、妊娠中・授乳中の方は飲む量に注意しましょう。
2. 腎臓疾患をお持ちの方
腎臓に問題がある方は、カリウムの摂取に気をつける必要があります。ほうじ茶にはカリウムが含まれているため、過剰摂取は避けた方が良いでしょう。
腎臓疾患をお持ちの方は、医師に相談することをおすすめします。
<参考文献>
※1 寺島 健彦ほか「環状テアニンの脳線条体からの脳内神経伝達物質の放出に及ぼす影響について」
※2 高知県農業技術センター「ほうじ茶の焙煎程度と内容成分」
※3 日本農芸化学会「カフェイン コーヒーと茶の機能性と新たな展望」
※4 笹木哲也,道畠俊英,榎本俊樹「金沢の伝統食品「棒茶」の香気成分」
※5 秋山朝子ほか「固相マイクロ抽出及び加熱脱着ガスクロマトグラフィー/質量分析計によるヒト皮膚から放出される香気成分の定量」
※6 厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~」
※7 国立精神・神経医療センター「カフェインと睡眠」
監修・執筆者プロフィール
あんしん漢方薬剤師
中田 早苗
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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