ヘルス&メンタル
2024年9月3日

幸せホルモン「セロトニン」を増やす運動は?なぜ体を動かすとメンタルにいいのか (2/3)

セロトニンを分泌させるおすすめの運動

運動とセロトニンの関係性は分かりました。では、具体的にどんな運動を行うとよいのでしょうか。

セロトニン分泌を促す運動として、一定のリズムで繰り返し行う「リズム運動」が挙げられます。リズム運動は、脳内でのリズム感覚や協調性を高め、神経系全体を活性化します。これにより、セロトニンを含む神経伝達物質の生成が促進されます。

リズム運動の例としては、以下があります。

  • ウォーキング

リズムよく歩くことで、持続的に身体を動かし、心拍数を上げる有酸素運動。自然の中を歩くと、セロトニンの分泌をさらに促進します。

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  • ジョギングまたはランニング

ジョギングやランニングは、一定のリズムで身体を動かすため、脳内でのセロトニン生成を効果的に促します。心拍数が上がることで血流が良くなり、トリプトファンが脳に運ばれやすくなります。

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  • ヨガ

ヨガは深い呼吸とストレッチを組み合わせ、体と心のバランスを整えます。とくに、呼吸を意識した瞑想的な動きがセロトニンの分泌をサポートし、リラックス効果が高いとされています。

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  • サイクリング

自転車でのサイクリングは、外での有酸素運動としてセロトニン分泌を促します。ウォーキング同様、自然の中でサイクリングを行うと、日光を浴びることでビタミンDの生成も促進され、セロトニンの生成を助けます。

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  • ダンス

音楽に合わせたリズミカルなダンスは、楽しさと動きを組み合わせた運動です。身体全体を使って動くことで、セロトニンの生成が促され、またエンドルフィン(幸福ホルモン)の分泌も増加します。

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