足がつる原因はコーヒー?カフェインは足がつりやすくなるのか (2/2)
足がつりやすい人が避けるべき食べ物、飲み物
足がつりやすくなる原因には、水分や電解質の不足、筋肉の疲労、血行不良などが関与していますが、特定の食べ物や飲み物がリスクを高めることもあります。
摂取禁止ではありませんが、過剰摂取の意識があるなら、量を減らしてみるのも手です。
アルコール
アルコールには強い利尿作用があり、体内の水分と電解質を失いやすくします。とくにマグネシウムやカリウムといったミネラルが不足すると、筋肉が正常に機能しにくくなり、足のつりが起こりやすくなります。
高塩分の食品
過剰な塩分(ナトリウム)の摂取は、体内の電解質バランスを崩し、カリウムなどのミネラルが不足する原因となります。電解質のバランスが崩れることで、筋肉の収縮が不安定になり、足のつりを引き起こす可能性があります。
とくに、塩辛いスナックやインスタント食品、加工食品には注意が必要です。
炭酸飲料(とくに砂糖入り)
砂糖を多く含む炭酸飲料は、体内でのカルシウムの吸収を妨げる可能性があります。また、糖分が多いと血糖値の急上昇・急下降が起こり、体のエネルギーバランスが乱れて筋肉の疲労が増えることもあります。
カフェインを含む炭酸飲料の場合、さらに利尿作用も加わり、電解質が失われる可能性があります。
カフェイン入りエナジードリンク
エナジードリンクには、カフェインが大量に含まれていることが多く、利尿作用が強いため、体内の水分とミネラルが不足しやすくなります。
また、これらの飲み物には砂糖も多く含まれており、血糖値の変動も影響します。
過剰なタンパク質摂取
体重の何倍というレベルの高たんぱく食は、腎臓に負担をかけ、尿中に多くの水分やミネラルが排出されることがあります。
ダイエットなどで食事制限をしている場合、水分が不足し、足のつりが起こりやすくなります。
足がつらないようにするための予防策
十分な水分補給とバランスの取れた食事が基本です。とくに、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルを意識して摂取することが大切です。
運動後や夜寝る前にストレッチを行い、筋肉の緊張をほぐしておくことも予防に役立ちます。
監修者プロフィール
たにぐち接骨院 院長、柔道整復師 谷口友一(果門秀明)
たにぐち接骨院 院長、柔道整復師、IBMF公認ウェルネス栄養指導士、IBMF公認ファスティングカウンセラー。一般社団法人 日本柔道整復師会。身体の外側からのアプローチだけでは本当の健康・真の健康には届かないことに気付き、『超健康』を目指す「細胞から変わる体質改善プログラム」を提供中。東洋整体・ホルモンバランス調整法・骨盤調整・トレーニング・EMS・腸活ファスティング・食事指導などをパーソナルに組み合わせて作っている。
<Edit:編集部>