「あずき茶」に期待できる5つのメリット。脂質の吸収を抑制、抗酸化、腸内環境や冷え対策にも (2/2)
3. 強い抗酸化作用
あずき茶に豊富に含まれるサポニンとポリフェノールの注目すべき点は、強い抗酸化作用です。
私たちの体は紫外線やストレスなどによって「酸化ストレス」が増加すると、体内で活性酸素が過剰発生し、体が酸化してしまいます。酸化が進むと細胞が傷つき、老化の進行や肌のシワ・シミの原因になります。
そこであずき茶の強い抗酸化作用がケアをしてくれるのです。
4. 血流の改善
あずき茶のサポニンとポリフェノールの作用により、血流の改善効果が期待できます。
全身の血液の巡りがよくなると、疲労感の軽減や肩こり解消、生理痛や肌荒れの改善に役立ちます。
さらに、サポニンとポリフェノールには血中の余分な脂質を抑え、血液をサラサラにする作用もあります。健康診断でコレステロールや中性脂肪の値が高めに出てしまう方にもおすすめです。
5. 腸内環境を整える
あずき茶には水溶性の食物繊維が含まれているので、腸内環境を整える働きがあります。水溶性の食物繊維は腸で善玉菌のエサになるので、悪玉菌を抑える活動が活発になります。
加えてプラスに働くのが、あずき茶のオリゴ糖です(※9)。
オリゴ糖は腸内でビフィズス菌などを活性化させるプレバイオティクスとしての効果があります。あずき茶を飲むと腸内フローラのバランスが整い、便秘や下痢の改善、肌荒れにもメリットがあります。
※本記事はあずき茶が持つ栄養と5つの効能|効果的な飲み方、簡単作り方、余ったあずき活用術の一部を抜粋し、再編集したものです。
監修・執筆者プロフィール
あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストラン等15社以上のメニュー開発にも携わる。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
<Edit:編集部>