ヘルス&メンタル
2025年2月17日

ストレスが多いと足がつりやすい?「自律神経の乱れ」が要因に (2/2)

ストレスによる足のつり、予防方法は?

自律神経を整える

自律神経を整える、つまりストレスコントロールが重要です。

ストレスをゼロにすることはできませんので、自分に合ったストレス解消方法を見つける、リラックスできる時間を持つ、睡眠をしっかりとる、深呼吸、瞑想やマインドフルネス、心地の良い運動などを取り入れて自律神経のバランスを整えることで、足がつるのを予防できるでしょう。

すぐにできる自律神経対策は「呼吸」

すぐにできる自律神経対策は「呼吸」がもっとも手軽です。鼻からおおきくゆっくり吸って、口からゆっくり吐く。呼吸は副交感神経を優位にするのでその場でも効果があります。

また就寝前に行うと睡眠の質を高めて疲労が取れやすくなるため、足がつりにくい体作りにもつながります。

生活習慣では以下も自律神経を整える方法として有効です。

  • 湯船に浸かってゆっくり暖まる
  • 部屋の照明を消して就寝する

水分とミネラル補給を意識する

マグネシウム、カルシウム、カリウムを多く含む食品(バナナ、ナッツ、緑の葉野菜、乳製品など)を意識して摂ることで、足がつりにくい体を作ります。

とくに現代の日本人にとってはカルシウムを摂ることが最も効果的で、これはストレス軽減や、肉離れ・疲労骨折の予防にも最適です。

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また、十分な水分摂取も重要です。脱水症状は筋肉がつる原因の一つとなるため、とくにストレスがかかる日や運動後には、水分をしっかりと補給しましょう。

定期的に軽い運動をする

ウォーキングやヨガなどの軽い運動は、血流を改善し、筋肉をリラックスさせる効果があります。運動はストレス解消にも役立つので一石二鳥ですね。

就寝前や起床後につりやすい部位のストレッチを行うことも有効です。

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しっかりと睡眠時間を確保する

睡眠不足や質の悪い睡眠は、ストレスを増大させ、筋肉の回復を妨げます。朝スッキリ目が覚めるくらいの睡眠時間を確保しましょう。

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監修者プロフィール

川谷 潤太 / 株式会社脳レボ

兵庫県神戸市出身。学習塾の講師時代、当時最年少で校長に就任後、1教室で1,000名以上の生徒が通う西日本最大の学習塾へと発展させ、講師としても3年連続で支持率第1位の実績を持つ。

その後、岡山県の創志学園高校へ赴任し、学校改革と3つの部のチームマネジメントを担当。創部1年、全員1年生で甲子園出場の記録をもつ硬式野球部では3季連続甲子園出場し、プロ野球選手も4名誕生。ソフトボール部では3季連続日本一、柔道部でも日本一や世界一の選手を輩出した。

現在はプロ野球選手などのアスリートやスポーツチームへのメンタル指導、子ども・保護者・教員向けの教育講演、主には企業の人材育成に携わり、講演や研修、コンサルなどで日本中から依頼が殺到し、講師デビュー7年で、講演回数1,300回、受講者は10万名を突破。心理的および生理的要因から、ベストパフォーマンスを引き出す専門家として活躍中。

<Edit:編集部>

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