
オリーブを食べ過ぎると、どんな健康リスクがある?消化器外科専門医がお答え! (2/2)
オリーブの栄養を期待しつつ健康的に食べるコツ
オリーブの良さを活かしつつ食べるには、ちょっとした工夫を加えると安心です。
たとえば、塩漬けオリーブなら水で軽くすすぐと塩分を減らせます。オイル漬けは、キッチンペーパーで軽く拭くなども一つの手です。
要は、適量を守りつつ、うまく取り入れることが大事ですね。
オリーブには栄養がたくさん! 食べるメリット
オリーブは脂質が高いですが「いいアブラ」で「体に良さそう」というイメージがありますよね。実際、そのイメージは間違っていません。
オリーブには、オレイン酸という不飽和脂肪酸がたっぷり含まれていて、これが悪玉コレステロールを減らす働きをしてくれるのです。
さらに、ポリフェノールやビタミンEも豊富で、抗酸化作用が期待できます。簡単に言うと、老化を防いだり、血管を健康に保ったりする効果があるのですね。
黒オリーブと緑オリーブ、何が違う?
●緑オリーブ → 未熟なうちに収穫されたもの。食感がしっかりしている。ポリフェノールやビタミンEが多く、抗酸化作用が強い
●黒オリーブ → 完熟してから収穫されたもの。やや柔らかめ。脂質やオレイン酸が多く、鉄分も豊富
緑オリーブ | 黒オリーブ | |
脂質 | やや少なめ | 多め(完熟で油分が増える) |
オレイン酸 | 含まれるがやや少なめ | 多く含まれる(心血管系に良い) |
ポリフェノール | 多め(抗酸化作用が強い) | やや少なめ(熟すにつれて減る) |
鉄分 | 少なめ | 多め(貧血予防に◎) |
ビタミンE | 多め(抗酸化作用が強い) | やや少なめ |
食物繊維 | 豊富 | 豊富 |
オリーブオイルと塩漬けオリーブ、どっちが健康にいい?
ここでさらなる疑問が。オリーブオイルと塩漬けオリーブ、どっちがいいのか迷います。
結論から言うと、どちらを選ぶかは、あなたの食生活次第です。『コクのある味と健康効果を狙いたいならオイル漬け』『カロリーを抑えつつ、手軽に食べたいなら塩漬け』と、目的に合わせて選ぶのが正解です。
オリーブオイルは脂質が多い分、エネルギー源として優秀ですが、摂りすぎるとカロリーオーバーになります。
一方、塩漬けオリーブは食物繊維やポリフェノールをそのまま摂れるのがメリット。しかし、塩分が多めなので食べすぎるとむくみの原因になることも。
つまり、オリーブオイルも塩漬けオリーブも、適量を守り、かつバランスよい食事を摂るのがベストですね。
監修者プロフィール
西島 理衣(管理栄養士)
千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡日帰り手術クリニック健診プラザ所属の管理栄養士。子どもから大人までの食育と栄養指導に携わり、「薬だけに頼らない健康づくり」をサポート。日常生活で実践しやすい食事アドバイスを得意としています。食事から始める健康づくりを、千葉柏駅前健診プラザでお手伝いします。
<Edit:編集部>