
バナナを毎日食べると、どんな効果がある?運動や筋トレ後は太る?バナナのメリット・デメリット (3/3)
バナナを毎日食べると太る?
Q:3度の食事をしっかり食べておやつにバナナ。これを毎日やると太る?
「いいえ。バナナで太るというのは考えづらいです。おやつにバナナを1日1本ぐらいでもしも太ってしまうとしたら、3食の内容(特に夕食!)を確認したいところですね。」(赤石さん)
バナナは糖質が多いから太りやすい?
Q:バナナは、糖質が高いから太るというのは本当か
バナナは確かに、そこそこ糖質が高いです。しかし、バナナに含まれる果糖は血糖値が上がりにくく肥満に直結するものではありません。ご飯や食パンの糖質とは種類が違うのです。
▼糖質量の比較
バナナ (100g) |
22.5g |
ご飯 (100g) |
36.8g |
食パン (6枚切り1枚あたり) |
26.6g |
ちなみに普通サイズのバナナ1本(100g)のカロリーは86 kcal。ご飯1杯(150g)は252 kcal、食パン1枚(80g)は211 kcalですから、低カロリーといえます。
バナナは便秘解消にいい?
Q:バナナは、バナナを食べればお通じ改善につながるのか
「はい。バナナに含まれるオリゴ糖、食物繊維が腸内環境を整えてくれます。ですから、便秘解消には有効なフルーツです」(赤石さん)
関連記事:食物繊維をたくさん摂れば便秘は解消される?|マッスルデリ管理栄養士が解説
バナナはカラダを冷やす食べ物ってホント?
Q:バナナは南国の食べ物だから体を冷やす効能があると聞いたが……本当でしょうか?
「残念ながら、はい。ただし、1日1~2本程度であれば気にすることはないです。そのため、バナナを避ける理由にはならないかと思います」(赤石さん)
これは、バナナが南国原産のトロピカルフルーツであることと、カリウムが多く含まれることにあります。カリウムにはカラダを冷やす性質もあるのです。
ランナー&筋トレ民がバナナを食べるメリット
ランニングユーザーがバナナを食べるメリット
「ランナーがバナナを食べるメリットとしては、エネルギー源の確保。運動前なら胃に負担が少なくエネルギーが確保できる。ラン中でもバナナを食べることでガス欠を防ぐことができる。また、レース後であれば筋肉疲労の回復にも重要です。さらに汗で失われた電解質の補給にもなります」(赤石さん)
筋トレユーザーがバナナを食べるメリット
「筋トレユーザーがバナナを食べるメリットは、筋トレで失われた筋グリコーゲンの回復にあります。バナナに含まれるビタミンB6は、たんぱく質の代謝に必要です」(赤石さん)
バナナのおすすめレシピ!完熟バナナ×ヨーグルトは鉄板
それでは、バナナの栄養素を余すことなく効果的に食べるには、どう食べるのがよいのでしょうか。おすすめレシピは。
「バナナの栄養をしっかりと摂るには、完熟させてから食べましょう。組み合わせは得たい健康効果にもよりますが、無難なところではヨーグルトと一緒がよろしいかと思います。バナナに含まれる食物繊維が、ヨーグルトの効果もアップしてくれます。完熟後は痛みが早いので、皮をむいて密閉袋に入れて冷凍するといいですね」(赤石さん)
朝バナナ、夜バナナ。バナナはいつ食べるのがベスト?
「運動後に素早く筋肉疲労を回復させるために、ランニング後や筋トレ後にすぐに食べるといいですね。その際にはタンパク質と一緒に摂ると効果的です」(赤石さん)
朝バナナで睡眠の質がよくなる
それともうひとつ、バナナに含まれるとっておきの栄養素についても教えていただきました。それは、必須アミノ酸のトリプトファン。
バナナは100g中15mgのトリプトファンを含有し、セロトニンの材料として必要なトリプトファン、ビタミンB6、炭水化物のすべてを含んで効率的にセロトニンを生成します。
「バナナに含まれるトリプトファンは脳でしあわせホルモンのセロトニンを分泌させ、それが睡眠を促すメラトニンを分泌させる。すなわち、しっかりとトレーニングをしたあとは、質のよい睡眠をしてカラダを回復させる力を秘めている。それには朝食バナナがおすすめです」(赤石さん)
監修者プロフィール
赤石定典(あかいし・さだのり)
管理栄養士。1991年3月、学校法人華学園栄養専門学校を卒業後、4月より東京慈恵会医科大学附属病院栄養部に勤務。管理栄養士として栄養管理や栄養の重要性を広く伝えるために書籍監修、メディア出演にも関わる。
<Text:京澤洋子(アート・サプライ)>