
白米で「どんどん太ってしまう人」の特徴とは。こんな食べ方は太る! (1/2)
「白米を食べると太る」とよく言われますが、実はそれは“食べ方次第”です。白米自体が悪いのではなく、食べる時間帯や量、組み合わせによって太りやすくなることがあります。
豊洲内科・糖尿病/形成・美容外科院長の澤口 達也先生監修のもと、見ていきましょう。
1.白米だけを大量に食べる
白米は糖質が多く、血糖値が急上昇しやすい食品です。急激に血糖値が上がると、それを下げようとインスリンが大量に分泌されます。
インスリンには血糖値を下げる働きがありますが、その一方で余分な糖を脂肪として蓄える作用もあります。つまり、血糖値が急激に上がると、脂肪がつきやすくなるのです。
ここで注目したいのが「GI値(グリセミック・インデックス)」という指標。GI値とは、ある食品を食べたときに血糖値がどれだけ急上昇しやすいかを数値化したもので、白米のGI値は高め(約80〜90)とされています。
GI値が高い食品ほど血糖値が急上昇しやすく、インスリンの分泌も促進されやすくなるため、太りやすい状態につながりやすいのです。
対策:おかずなしで白米だけ食べる、丼ものやおにぎりだけの食事は控える
関連記事:GI値とは。ダイエットにどんな効果がある?GI値が高い&低い食品一覧
2.噛む回数が少ない(早食い)
白米をよく噛まずに飲み込むように食べる、5~10分で食事を終えてしまうのもNG。
早食いすると満腹中枢が刺激される前に食べ過ぎてしまいます。また、血糖値が急上昇し、脂肪が蓄積しやすくなります。
対策:「一口30回以上噛む」ことで食べ過ぎを防ぎ、血糖値の上昇をゆるやかにする
3.夜遅くに白米を食べる(とくに寝る前)
夜9時以降に白米を食べる、寝る直前に「丼ものやラーメン+白米」のコンボは危険です。
夜は活動量が減るため、摂取したエネルギーが消費されにくく、脂肪として蓄積されやすくなるためです。
対策:「夕食は寝る3時間前まで」にし、食べる量を調整する
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