スポーツ後の汗とニオイをブロック!男性用の制汗・デオドラント用品を比較してみた (3/3)
マンダムのギャツビーは直塗り剤で品揃えが充実
■『ギャツビーアイスデオドラントスプレーシリーズ』
マンダムの『ギャツビー』は、若い男性に人気が高いブランドとして知られています。 『アイスデオドラントスプレーシリーズ』は、ほてった体を瞬間冷却し、クール感が持続します。また、制汗成分と殺菌成分がニオイの原因となる汗と菌を抑制するので、防臭効果が持続。高い噴射圧を採用しており、液が肌に隙間なくピタッと密着します。香りは、アイスフルーティ、コールドオーシャン、アイスシトラスの3種類があります。
▲『ギャツビーアイスデオドラントスプレーシリーズ』の「アイスシトラス」
■『ギャツビー スポットデオドラントシリーズ』
■『ギャツビー ボディペーパーシリーズ』
直塗り剤型の『ギャツビー スポットデオドラントシリーズ』は、ワキに塗りやすいビッグボールを採用した「ロールオンタイプ」、さらさらパウダーを配合してドライな状態が続く「スティック」、ワンプッシュで狙った部位を直撃する「ショット」、ダイレクトノズルで足指の間に直接塗れる「フットジェル」の4タイプがあります。
『ギャツビー ボディペーパーシリーズ』は、汗、ベタつき、ニオイをしっかりと拭き取ります。2種類の殺菌成分と制汗成分配合で、清涼成分(メントール)無配合の「マイルド」、ほてった体を瞬時に冷却し、クールな使用感が長続きする「アイス」、肌に白く残らないサラサラパウダーを配合した「さらさら」、ニオイの原因菌を殺菌・防臭する「バイオコア」、の4タイプがあり、スポーツ後には清涼感が得られる「アイス」がおススメです。
▲『ギャツビー ボディペーパーシリーズ』の「アイスシトラス」
スプレーにする?シートにする?直塗りにする? 必要に応じて使い分けよう
やはり各商品によって特徴が異なりますね。スプレーについては、これまで「液の付きが薄い」「すぐ効果がなくなる」などの意見がありました。これについては、各社とも改善の努力をしていますが、やはり、スティックやロールオンなどの直塗り型に比べると、どうしても液の付き方が薄く、制汗・防臭効果が低いことは否めないようです。
もっとも、スプレーは、簡単にさっと全身に塗布できるので重宝されています。忙しい朝や、さほど汗やニオイの気にならない場合には、スプレーでOKではないでしょうか。
反対に、ニオイや汗、アブラをしっかり拭き取るという点では、ボディシートが一番確実です。マンダムの調査(2010~2014年4-8月)では、ボディシートは2010~2014年では158%の成長率でした。今日では、ボディシートは一般に浸透し、夏には欠かせないアイテムとなっています。
一方、ニベア花王の調査(2016年8月実施)では、男性用制汗剤市場において、直接肌に塗布するタイプの伸びが著しく、2012~2017年の5年間でスティックタイプは2.5倍にも伸長したとのことです。また、この調査では、「自分のニオイが気になる」と答えた男性(15~59歳制汗剤使用)は、8割もいました。そのうち、自分が腋臭かもしれない、という男性は半数以上いたんだとか。
男性の清潔意識の高さには驚かされますが、それだけ自分の汗やニオイに敏感になっている、ということですね。
外出前やスポーツ前にはスプレー、汗をかいたらボディシート、特に汗やニオイが気になる時は直塗りと、各タイプを用意し、必要に応じて使い分けるのがベストではないでしょうか。そこまですれば、今年の夏の汗・ニオイ対策は万全ですね!
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<Text:斉藤裕子(H14)>