フィットネス
2019年3月21日

マラソンのエイドっていつ寄ればいいの?ランニングドクターに素朴なギモンを聞いてみた (1/2)

東京マラソン2019では、選手同士で給水を渡したり、もらったりと、“給水リレー”も話題となり、エイドステーションについてもスポットが当てられました。

今回注目するのは、その“エイドステーション”について。マラソンをしている人は何度もエイドを利用していると思います。でも実際、いつどれくらいのペースで給水&給食したらいいのか、初心者ランナーにとっては悩みどころですよね。

そんな素朴なギモンを、NPO法人日本医師ジョガーズ連盟(JMJA)理事兼ランニングドクターの中村集先生に解決していただきました。ぜひ次回のマラソンのご参考に!

“エイドステーション”とは?

“エイドステーション”とはいわゆる、エネルギー補給と水分補給ができる給水&給食所のことです。

マラソンの歴史とともに、エイドステーションはランナーの命綱の役割を果たしてきました。ハーフマラソンでは給水のみの場合が多く、大半のフルマラソン会場には給水と給食があるそうです。たとえば冒頭で話題にした東京マラソン2019にはどのようなエイドがあったのでしょうか。

東京マラソン2019の公式なエイドステーションは、2キロ・3キロごと全部で15か所、設置されていました。すべてのエイドに水があり、スポーツドリンクは5キロごとにあります。

浅草・雷門17.5キロあたりにはバナナと塩飴が置かれ、富岡八幡宮を折り返してすぐの22.5キロところには、ミカンやようかん、ゼリー、そしてランナーの体温低下を促すスポンジがありました。

27.1キロには、パンやブドウ糖、梅干しなども置かれ、32.5キロ地点にはチョコが登場。最後は40.1キロ地点にありました。

以前、何度も東京マラソンに挑戦された方から、ほかにも私設のエイドがあると聞きました。そのなかには浅草名物の人形焼があると教えてもらい、ぜひお目にかかりたい! と思っていました。

しかし、今回は確認することができず……。人気なのですぐになくなってしまうそうです。

気温や体格に合わせて“のどが渇いてから”すぐ補給

人形焼のように、各地で出されるご当地のエイドを楽しむことを目的にしてマラソンに参加するランナーもたくさんいますが、ランナーへのサービスとして大会側が準備しているものやランナー自身で自分に合ったものを準備しているランナーもいます。

目的がエイドではないランナーのなかで、どのタイミングに給水&給食を摂るか悩んだことがある方も多いのでは。

そこで、スポーツドクターの中村集先生にエイドに寄るタイミングや水分を摂るときの注意点について教えてもらいました。

中村先生はNPO法人日本医師ジョガーズ連盟(JMJA)理事兼ランニングドクターとしてもご活動されています。

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