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足裏が痛いのは「アーチの崩れ」が原因かも。解消法は“インソール選び”と“テーピング”

 筋トレやウォーキング、ランニングなどの運動をこなすとき、足・脚の痛みを抱えていませんか? 足の甲や膝、かかと、スネなどの痛みを抱えていると、トレーニング効果だけでなくモチベーションも下がります。

 こうした痛みは、もしかしたらインソール(靴の中敷き)で解決できるかもしれません。今回は、足の構造やインソール、テーピングについて詳しく説明しましょう。

「足」と「脚」の違い

 「足」と「脚」はどちらも訓読みで「あし」と読みますが、「足」は足首より下のカカトやつま先側を指す言葉。一方で「脚」は、足首よりも上の骨盤までを指します。この違いを知った上で、足裏の構造について見ていきましょう。

足のアーチが潰れるとどうなる?

 足の裏には「アーチ」という構造があります。足の裏を知るうえで欠かせないのが、以下3つのアーチです。

1.足の外側を結ぶ「外側縦アーチ」
2.親指のつけ根からかかとを結ぶ「内側縦アーチ(土踏まず)」
3.親指のつけ根と小指のつけ根を結ぶ「横アーチ」

 足裏のアーチは、足底筋群やふくらはぎから伸びている後脛骨筋(こうけいこつきん)や長腓骨筋(ちょうひこつきん)などによって構成されています。これがバネのように作用して、カラダにかかる地面からの衝撃を和らげているのです。

 足の裏は鍛えることが少ないため、筋力が低下してしまうとアーチが崩れてしまいます。

関連記事:足の裏も筋トレで鍛える。「足裏が痛い、疲れる、踏ん張れない」を改善する簡単エクササイズ

縦のアーチ

 一つ目のアーチは、土踏まずを形成している「縦のアーチ」。これは誰もが知っているアーチでしょう。足型を撮ると土踏まずがない(アーチがない)足を「偏平足(へんぺいそく)」と呼びます。

 偏平足には、アーチが伸びて潰れてしまっているタイプと、アーチが筋肉で隠れているタイプがあります。後者は運動能力が高いタイプですが、前者は疲れやすく、足・脚が痛くなりやすいタイプです。

横のアーチ

 二つ目のアーチは、母趾球(親指の付け根裏の膨らんでいるところ)から小趾球(小指の付け根裏の膨らんでいるところ)にある「横のアーチ」。これは、一般にあまり知られていない横のアーチです。ここのアーチがなくなった足を「開張足(かいちょうそく)」と呼びます。

 やはり足や脚に疲れが溜まりやすく、痛みも出やすくなります。

 アーチが潰れてしまったことで起こる疲れや痛みは、大抵はその人にとって一番弱い場所に出ます。足裏やかかと、スネ、ふくらはぎ、あるいは膝など実にさまざまです。

足・脚がダメージを受けやすいシチュエーションは?

体育館などの硬い床、古いシューズで競技を行う

 体育館で行う競技は床が硬いため、足や脚がダメージを受けやすいでしょう。また、シューズを少し使い込んだり、また古くなったりしてくると、クッション性が低下して足(脚)にダメージを負ってしまいます。

 とくに筋肉や骨の弱い子どもは、すぐ症状として出てきてしまうでしょう。

硬い道路を走る

 道路を走るランナーもダメージを負いやすい環境にあります。道路は水はけをよくするため、道路中央が盛り上がって端が下がっています。そのため、道路の左側を長く走っていると、左足の親指側と右足の小指側が磨り減るのが早くなるのです。

 このような場合、その度にシューズを変えるとなると費用は莫大です。そのため、シューズが壊れていないようならインソールで補うのがおすすめです。

インソール選びのポイント

クッション性ではなくアーチを保つ構造のものを選ぶ

 インソールはクッション性だけで選ばず、前記した2つのアーチを保つ仕組みを持った構造のものを選ぶとよいでしょう。

 クッション性だけを目安にしても、最初は気持ちよく動けるかもしれませんが、体重によってつねに潰されているため、クッションはすぐダメになってしまいます。少し値段は高くなりますが、構造を重視するほうがよいでしょう。

 インソールを買いに行くまでの間は、テーピングで凌ぐのもひとつの方法です。固定を目的とした伸び縮みしないホワイトテープではなく、伸び縮みするキネシオテープが適するでしょう。足のアーチをサポートする貼り方を紹介しておきます。

関連記事:スポーツ時の怪我や疲れ予防に。テーピングの効果・種類・注意点をトレーナーが解説

足のアーチをサポートするテーピングのやり方

 「縦のアーチ」を作る貼り方

 足の小指の甲側からスタートし、外側の足裏を通って土踏まずに行きます。そして、土踏まずを高くするように強く引っ張り、足首の上くらいまで引っ張って終わるテープです。かなり強く貼った方がよいでしょう。

 「横のアーチ」を作る貼り方

 親指の付け根の甲側からスタートして母趾球→小趾球を通り、小指の付け根の甲側で終わるテープです。注意点は、軽くアーチができるように貼ってあげること。強く引っ張ると痛くなるため気をつけましょう。

<プロフィール>
赤堀達也(あかほり・たつや)
1975年・静岡県出身。奇抜な理論ながらも論理的な指導で小学校・中学校・大学でバスケットボールのヘッドコーチを行い、体力テストが市内低水準校で県大会優勝するなど選手育成を得意とする。最高戦績は全国準優勝。2019年度より旭川大学短期大学部准教授として、この理論を応用した幼児体育・健康の研究を行い北海道の子どもの体力向上を図る活動に取り組む。またパーソナルストレッチ・スポーツスタッキング・部活動改革にも取り組む。
[HP] https://mt-a.jimdo.com

<Text:赤堀達也/Photo:Getty Images、編集部>

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