納豆は毎日食べてもいい?食べ続けるメリットと食べ過ぎのデメリット (1/3)
納豆はたんぱく質や食物繊維、ビタミンK、ナットウキナーゼなどを含む栄養価の高い食品として知られています。一方で、「毎日食べ続けても大丈夫?」「食べ過ぎると体に悪い影響はある?」と気になる人も少なくありません。
納豆を毎日食べることで期待できるメリットや、食べ過ぎによるデメリット、1日の適量について見ていきましょう。金沢駅前内科・糖尿病クリニック院長の小倉慶雄先生監修のもとお届けします。
納豆にはどんな栄養が含まれている?カロリーと栄養成分
納豆1パック(約40〜50g)は商品によって栄養成分は多少異なりますが、毎日の食卓に取り入れやすい発酵食品です。
大豆を発酵させて作られる納豆は、たんぱく質、脂質、炭水化物という三大栄養素に加え、ビタミンやミネラルもバランスよく含んだ食品です。

とくに注目したいのが、ビタミンKです。納豆1パックあたり240〜300μgほど含まれており、これは他の食品と比べても際立って多い数値です。
そのほか、ビタミンB2や食物繊維、カルシウム、マグネシウムといった栄養素も含まれており、日々の食生活を支える栄養源として優れた食品といえます。
| 栄養成分(1パック:約45g) | |
|---|---|
| エネルギー | 約85kcal |
| たんぱく質 | 約7.4g |
| 脂質 | 約4.5g |
| 炭水化物 | 約5.4g |
| └ 食物繊維 | 約3.0g |
| カリウム | 約300mg |
| カルシウム | 約41mg |
| マグネシウム | 約45mg |
| 鉄 | 約1.5mg |
| 葉酸 | 約54μg |
| ビタミンK | 約270μg |
| ビタミンB2 | 約0.25mg |
| ナットウキナーゼ | 含有(商品により異なる) |
※日本食品標準成分表をもとに算出
納豆は毎日食べてもいい?
納豆は毎日食べても問題ありません。むしろ、厚生労働省が推進する「健康日本21」でも、大豆を含む豆類は1日100g程度の摂取が目標とされており、納豆はその目標を無理なく満たしやすい食品のひとつです。
ただし、何にでもいえることですが、「体にいいから」といって大量に食べ続けるのは考えものです。適量を守りながら、日々の習慣として無理なく続けることが、納豆と上手に付き合うポイントです。
納豆を毎日食べ続けるメリット。タンパク質豊富で筋トレ民にも最適!
納豆を習慣的に食べることで期待できるメリットは、たんぱく質補給だけにとどまりません。ここでは代表的な3つのポイントをご紹介します。
良質なたんぱく質を摂取できる
大豆は「畑の肉」とも呼ばれるほど、良質な植物性たんぱく質を豊富に含んでいます。加熱の手間なくそのまま食べられる手軽さから、筋トレをしている方や、日々のたんぱく質摂取量を意識している方にとって、取り入れやすい食品です。
納豆菌による腸内環境へのサポートが期待される
納豆には納豆菌や食物繊維が含まれており、腸内環境を整えるサポートが期待されています。発酵食品ならではの働きとして、日々の腸活を意識する方に選ばれている理由のひとつです。
ビタミンK2の摂取につながる
納豆に多く含まれるビタミンK2は、骨の形成に関わるたんぱく質の働きを助け、骨の健康を維持するサポート役として知られています。緑黄色野菜だけでは補いにくい栄養素を、効率よく摂取できる点も納豆の魅力です。
納豆の栄養は、男性と女性で効果に違いはある?
納豆に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た構造を持つ成分として知られており、男女それぞれの健康維持をサポートする働きが期待されています。
女性の場合、イソフラボンはエストロゲン様作用を持つことから、更年期症状の緩和や肌のうるおい維持との関連が研究されています。一方、男性では、前立腺の健康維持や髪の健康との関連について研究が進められています。
ただし、これらの作用には個人差があり、特に髪への効果については研究段階の部分も多いため、断定的な効果を期待しすぎないことが大切です。
なお、イソフラボンについては、食品安全委員会が大豆イソフラボンアグリコンとして1日の安全な摂取目安の上限値を70〜75mgとしています(※1)。
日本人の平均的な摂取量はこの範囲を大きく下回っているとされており、納豆を日常的な範囲で食べる分には、過度に心配する必要はありません。
(※1)食品安全委員会「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」
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