寒くなると「足がつる」のはなぜ?冬にこむら返りが増える原因と対策 (2/4)
冬は夜中や明け方に足がつりやすい? 就寝中に起こりやすい理由
足がつるのは、日中よりも寝ている間に起こりやすいとされています。夜間のこむら返りは眠りの質を下げ、日中の眠気につながることもあります。
睡眠中は、筋肉の動きを調整する腱紡錘が働きにくくなるため、こむら返りが起こりやすいと説明されています。同じ姿勢で長く動かない状態が続くと、ふくらはぎの筋肉が縮んだままになり、神経が興奮しやすくなるとも。
寝ている間の足の位置や姿勢も、起こりやすさに関わる可能性があるでしょう。
冬の夜は室温が下がり、布団から出た足先も冷えやすくなります。とくに室温が下がりやすい明け方は、足元が冷えやすい時間帯です。
また、眠っている間は水分をとれないため、日中の水分が足りない日は、なおさら注意したいところです。
足がつったときの対処法。すぐにできる応急処置は「ストレッチ」
足がつると痛みで焦りがちですが、まずはゆっくり息を吐いて落ち着きましょう。そのうえで、つった筋肉をやさしく伸ばすのが基本です。
1.あわてて立ち上がらず、座るか横になったまま、膝を伸ばす
2.つま先を自分のほうへゆっくり引き寄せて、ふくらはぎを伸ばす。手が届かないときは、タオルを足の裏にかけて引く

3.痛みがおさまったら、ふくらはぎをやさしくさすって温める
壁に手をついて、つったほうの脚を後ろに引き、かかとを床につけたまま伸ばす方法もあります。反動をつけず、痛みの出ない範囲でゆっくり行ってください。

夜中にあわてて立ち上がると、痛みと寝起きのふらつきが重なって転び、けがをするおそれがあります。とくに高齢の方は、座ったまま伸ばすのが安全です。
痛みがおさまったあとに少し歩くと楽になることもありますが、痛みが残るときは無理をしないようにしましょう。
漢方薬も選択肢のひとつ
こむら返りによく使われる漢方薬に「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」があります。飲んで比較的早く効くことが多く、市販もされている身近な薬です。

ただし、含まれる「甘草」をとりすぎると、体のカリウムが減って、むくみや血圧の上昇、手足に力が入りにくいといった副作用が出ることがあります。
皮肉なことに、この副作用の初期症状のひとつが、こむら返りそのものです。
毎晩のように飲み続けたり、甘草を含むほかの漢方薬やかぜ薬と重ねて飲んだりするのは避け、続けて使いたいときは医師や薬剤師に相談しましょう。
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