2021年7月12日

ジムのトレーナーもラーメンやファストフードを食べるの?コナミスポーツクラブのトレーナーが解説

ボディメイクに勤しむトレーニーたちが疑問に思っていることをピックアップし、専門家にぶつける本企画。

今回は「トレーナーもラーメンやファストフードを食べるの?」という質問について、コナミスポーツクラブのトレーナーが解説します。(記事初出:2019年11月6日)

Q. ジムのトレーナーさんは食に対してストイックなイメージがあります。やはりラーメンやファストフードなどは食べないのでしょうか。もし食べるとしたら、太らないための対策などをしているのですか?

A.基本は食べませんが、食べるときは遠慮なく食べ、そのあとに運動と食事コントロールをしています。

私は、トレーナー活動と並行して健康美を競うコンテストに出場しています。そのときに強く感じたのは、食事の重要性です。

今回のテーマであるラーメンやファストフードですが、脂肪や塩分が多く、偏った栄養になりやすいため、普段はあまり食べることはありません。

私のまわりでも、主食をラーメンやファストフードにしているトレーナーは少ないです。

自分の身体は商品

トレーナーという仕事柄、自分の身体は商品だと思っており、だらしない身体ではお客様に失礼だと考えております。

冒頭でも述べさせていただいたとおり、身体を作るのも体調を整えるのもバランスのいい食事が必須です。食事をする上で気をつけているのは、以下です。

  • 欠食せず食べること
  • 毎回の食事は腹八分目程度にすること(その分、食事回数は1日4~5回)
  • バランスよく食べること
  • よく噛むこと

ただ、ラーメンやファストフードをどうしても食べたいときもあり、その際は遠慮なく食べます。大盛りにしてチャーシューを追加することもあります。

ストレスを溜めるのもよくないので、食べたいときは食べる、これにつきます。ただ、食べたらそのぶん動きます。

食べた後のリカバリー術

具体的には、ランニングをしたり、積極的に外出して歩きます。いわゆる有酸素運動を取り入れることで脂肪を分解させます。

また、筋力トレーニングを行う場合は、いつもより取り扱う重量を軽くし、回数を多くすることで運動時間を増やし、消費カロリーを大きくします。

前後の食事を調整する

運動するのが難しければ、前後の食事や翌日の食事を、野菜・海藻・魚などを中心とした高タンパク低脂肪の食事で調整すれば問題ないと思います。

トレーニングをされる皆様にお伝えしたいことは、食べたものが身体を作り、身体の体調も整えるので、トレーニングと同様、またはそれ以上に気を使っていただくと、より成果が出やすいかと思います。

回答者プロフィール

大沼友和(おおぬま・ともかず)

コナミスポーツ株式会社 施設統括第3部。コナミスポーツクラブのスタートレーナーとして勤務する傍ら、自社開発のスタジオプログラム「ヒップクロス」の開発に携わるなど、豊富な知識に定評がある。自らも健康美を競う大会に出場し上位入賞するストイックさも兼ね備えている。丁寧な指導と、実業団の柔道部で鍛えた逞しい体が魅力の、コナミスポーツを代表するトレーナーの1人。

取材協力
・コナミスポーツ株式会社
・公式サイト https://www.konami.com/sportsclub/

<Text:編集部/Photo:コナミスポーツクラブ提供>