ランニングとウォーキング、どっちがダイエットに効果的?
ダイエットのための運動といえばランニング。体脂肪を減らすため、ランニングを日課にしている人も多いかと思います。しかし、全力で走るより早足で歩いた方が、脂肪を燃やすには効果的なパターンもあります。
運動における脂質と糖質の使われ方について、「Japanマラソンクラブ」マラソン完走請負人・牧野仁さんに聞いてみました。
脂質を消費するのはランニングよりウォーキング
「走ってダイエットもしたいという場合、使われる脂質と糖質の割合は、ウォーキングが6:4、ジョギングは5:5、ランニングでは4:6といわれています。ランニングで挫折するぐらいなら、ウォーキングやジョギングを続けたほうが成果も上がるでしょう。ケガや心臓への負担といったリスクも低くなります。ただし、汗ばむぐらいのテンポは必要です。続けていると体が慣れて効果は頭打ちになるので、体力や持久力が向上したらステップアップしましょう」(牧野さん)
使われる脂質と糖質の割合
- ウォーキング 6:4
- ジョギング 5:5
- ランニング 4:6
ポイントは「早足」と「歩幅を大きくする」こと
また、減量に効果的なウォーキングのポイントを、ガロストレーナーの小松裕季さんは以下のように語っています(「1日1万歩」は意味ない?普通に歩くのと早足ウォーキング、どちらが痩せる?メガロストレーナーが解答)。
「自分のペースでゆっくり歩行するだけでは運動効果は期待しづらいため、減量目的であれば、意識して歩行スピードを上げ、かつ歩幅を大きく保つこと」(小松さん)
[プロフィール]
牧野仁(まきの・ひとし)
有限会社スポーツネットワークサービス代表、Japanマラソンクラブ完走請負人。1967年東京生まれ。アスレティックトレーナー、ストレングス&コンディショニングトレーナーとして活躍。健康ジョギングからマラソン完走、レベルアップまであらゆるランニングの指導を全国各地で展開している
※本記事はMELOSで公開された記事「ウォーキング、ジョギング、ランニングの違い、知ってる?いまさら聞けない「基本のき」を専門家に聞いてみた」を再編集したものです。
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<Edit:編集部/Text:松本美和/Edit&Photo:丸山美紀/Photo:Getty Images>