
プロテイン、こんな飲み方していませんか?ライザップトレーナーが解説
- 健康
- 2020年12月23日
ボディメイクに勤しむトレーニーたちが疑問に思っていることをピックアップし、専門家にぶつける本企画。今回は筋トレ時に欠かせない「プロテイン」の飲み方について、業界最大手のパーソナルトレーニングジム「RIZAP(ライザップ)」のトレーナーが解説します。
Q. 体脂肪を減らし、筋肉を増やすために、トレーニング後にプロテインドリンクを飲んでいます。プロテインを飲むとき、避けたほうがいい飲み方などあれば教えてください。
A.摂りすぎると脂肪として蓄積されてしまう可能性があります。飲むタイミングは筋トレ後、間食がおすすめです。
「主要成分がタンパク質のプロテインは、例えるなら“栄養を詰め込み、飲みやすくしたお肉・魚”です。プロテインは飲みものであるため、身体の中ですばやく消化・吸収が行われます。ビタミンなども入っているものが多く、栄養バランスよく摂取することができます。
一方で、プロテインの摂りすぎもよくありません。1日の摂取量は“自身の体重×1.5g”程度(例えば、65kgの場合は、65×1.5g=97.5g)のたんぱく質量を目安としましょう。お肉や魚にもたんぱく質は含まれているので、食事と一緒にプロテインを飲んでしまうと、1食あたりのたんぱく質が過多となり、栄養として吸収しきれず、脂肪として蓄積されてしまう可能性があります。
飲むタイミングとして1番のおすすめは筋トレ後です。運動をしない日は、間食としていただくのがよいでしょう」(管野さん)
「たんぱく質が充分に補給されないと、消化・吸収などの内臓機能の低下、代謝の低下、免疫力の低下など多くの影響が出てしまいます。そしてカラダはアミノ酸を供給するために自身の細胞を分解し、カラダの働きを正常に保とうとします。すると筋肉量の減少や肌・髪のトラブルなどにつながる危険性も。カラダの働きを円滑にするため、さらにはトレーニング効率の向上や美容のためにもたんぱく質補給が重要になります」
たんぱく質とはなにか。どんな働きをして、不足するとどうなる?1日の摂取量目安も解説│管理栄養士の食トレ学 より

管野翔太(かんの・しょうた)
2012年RIZAP入社。RIZAPトレーナーの教育長としてRIZAPメソッドの構築やスタッフ教育に関わると共に、オリンピック選手やトップモデルなどを中心にパフォーマンスとボディメイクをサポートしている。 現在はサッカーJリーグ湘南ベルマーレの専属トレーナーおよび、RIZAPアスリート専門施設RIZAP Lab.の責任者としてアスリートのサポートを中心にRIZAPメソッドの進化に携わる。
取材協力
・RIZAP株式会社
・公式サイト https://www.rizap.jp/
<Text:編集部/Photo:Getty Images>