ヘルス&メンタル
2021年1月26日

カラダが冷えるとデメリットだらけ。冷え性改善ストレッチをカラダファクトリーの整体師が解説

 フィットネスやランニングに取り組む人なら、ボディケアの重要性は理解しているはず。そんなトレーニーたちが知りたいことをピックアップし、専門家に聞いてみる本企画。今回は「体の冷え」について、骨盤調整で有名なカラダファクトリーの整体師が解説します。

 よく冷え性は万病のもとなどと聞きますが、体が冷えることでどんな悪影響があるのでしょうか。また、冷え性対策としておすすめのストレッチも教えてもらいました。

Q.体が冷えるとどんなデメリットが考えられますか?また、体を冷やさないストレッチがあれば教えてください。

A.疲れやすくなる、眠りの質が落ちる、むくみやすくなるといったデメリットが多くあります。下半身を鍛えることで冷え改善へと導きましょう。

 体を冷やすと体温が下がり、免疫力の低下が心配されます。そうなると健康、美容にさまざまなデメリットがあります。

 健康面では、代謝が下がってしまうと血液やリンパの巡りが悪くなるため、必要な栄養や酸素が全身に行き渡らず、疲れやすさにつながります。

 また、睡眠の質にも影響します。本来、睡眠時は手や足が暖かくなります。皮膚温度が上がって熱を放散し、深部体温を下げるはずが、冷え性だとうまくいかず寝つきも悪くなってしまいます。眠りの質が悪くなると、翌日のコンディションにも影響しますし、寝不足が続くことによる負のループも懸念されます。

 美容面でも、血液やリンパの巡りが悪くなると、むくみの原因に。

 おすすめのエクササイズは、お尻や太ももなど下半身を鍛えること。下半身は体のなかで最も筋肉量が多い部分なので、スクワットなどで筋肉を刺激することで全身が温まり、巡りも良くなります。また、手軽にできるものとしては、四肢末端である足指・足首や、太ももをほぐすストレッチをするのもよいでしょう。

1.足首のストレッチ

立ち姿勢となり、足でグーをつくるように握ります。床に指の付け根をつけて、足の前面(足の甲、足首、膝から足首まで)が同時に伸びるように20秒キープします。

2.大腿四頭筋と足首のストレッチ

床に片膝立ちになります。後ろ側の足の甲を同じ側の手でつかみ、できるだけお尻方向に引きつけます。太腿、股関節、足の甲が同時に伸びるように20秒キープします。逆側も同様に行います。

[プロフィール]
大貫隆博(おおぬき・たかひろ)
整体師、パーソナルトレーナー、ボディデザイナー。整体サロンやフィジカル・ヘルスケア系施設を国内外に340店舗以上運営する(株)ファクトリージャパングループ技術責任者。技術責任者として、技術開発から指導などを行うだけでなく、日本最大のファッションショーでは、ステージ前にトップモデルのプロポーションを美しく整える施術を行うなど幅広く活躍。また、女性誌で日常のセルフストレッチ指導・監修を行うなど、女性の美しいボディラインづくりに造詣が深い。顧客にモデルやタレントが多く、オススメの施術家として、多数の女性誌にも出演。

記事協力
・株式会社ファクトリージャパングループ
・公式サイト https://karada39.com/

<Text:編集部/Photo:カラダファクトリー提供>