
2025年7月22日
1番痩せる運動は?消費カロリーが高い「ランニング・自転車・水泳」で考える (2/4)
長時間運動できる種目がダイエット向き
2004年に発表され、その後も改訂が続けられているこのレポートは、150を越えるさまざまな身体的活動(各種スポーツから家事にいたるまで)を30分行った場合に消費されるカロリーを、3つの体重に分けて一覧にしています。
レポートの単位はパウンドやマイルになっていますが、分かりやすいようにキロ(kg/km)に変換しました。
運動種類別のカロリー消費量(体重70.3kg、運動時間30分の場合)
- 自転車(固定、ゆっくり) :260カロリー
- ランニング(時速8km) :298カロリー
- 自転車(時速19.3~22.4km) :298カロリー
- 水泳(背泳ぎ) :298カロリー
- 自転車(マウンテンバイク) :316カロリー
- ランニング(時速8.7km) :335カロリー
- ランニング(時速9.7km) :372カロリー
- 自転車(時速22.5~25.6km) :372カロリー
- 水泳(平泳ぎ) :372カロリー
- 自転車(固定、速く) :391カロリー
- 水泳(バタフライ) :409カロリー
- 水泳(クロール) :409カロリー
- 自転車(時速25.7~30.6km) :446カロリー
- ランニング(時速12.1km) :465カロリー
- ランニング(時速13.8km) :539カロリー
- ランニング(時速16km) :614カロリー
- 自転車(時速32km以上) :614カロリー
なお、同等の負荷だとされるランニング(時速8km)と自転車(時速19.3~22.4km)、水泳(背泳)を30分行った場合の消費カロリーを、体重別で見ると以下の通りです。
- 体重56.6kg:240カロリー
- 体重70.3kg:298カロリー
- 体重83.9kg:355カロリー
こうして見てみると、どれがカロリーを消費しやすいかは単純に判断できないことがわかるでしょう。どれをとってみても、どれだけ速く(あるいはどれだけ激しく)動くかによって消費カロリーの数値は大きく異なります。
ゆっくり走るより、速く自転車を漕いだ方がより多くカロリーを消費しますし、その逆もまた然りです。
さらに上記の数値は、運動時間を30分間と規定していることにも注意してください。普通の人は、ランニングより自転車の方が長い時間続けることができます。
従って、自転車のカロリー消費「効率」はランニングと同じかそれ以下であっても、運動する時間が長くなればカロリー消費「総量」は多くなることもありえるのです。
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