ウェルネスフード
2023年3月1日

食物繊維のメリットと、摂り過ぎ&不足のデメリット|マッスルデリ管理栄養士が解説 (2/2)

食物繊維が不足している人が多い

日本人の平均食物繊維摂取量は、1950年頃には1人あたり1日20gを超えていましたが、年々低下し、最近の報告によれば平均摂取量は1日あたり14g前後と推定されています。

このことから、現在ほとんどの日本人に摂取不足が指摘されているため、過剰摂取についてはあまり考慮しなくてもよいでしょう。

ただ、摂取不足を感じているからといって食物繊維を強化した加工食品を過剰に摂ると、便がゆるくなる、ミネラル欠乏症に陥る可能性もあります。サプリなどで食物繊維を摂取する場合は、目標摂取量を補う程度にしましょう。

食物繊維の摂取不足によるデメリットとしては、便量が少なくなる、腸内環境の悪化により便秘につながる、場合によっては糖尿病・虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞、虚血性心不全)などの生活習慣病にかかるリスクが高まる可能性もあります。

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[プロフィール]
瀧川みなみ(たきかわ・みなみ)
株式会社Muscle Deli管理栄養士、調理師。青山学院大学文学部卒業後、専門学校で調理師、食生活アドバイザー、栄養教諭を取得。専門学校卒業後は大手外食企業で働きながら管理栄養士を取得。接客、店舗管理、副料理長を務めたのち本社の商品企画・開発部門でデザートメニューの商品開発をおこなう。その後、クラウドレストランを運営するベンチャー企業に転職し、8ブランドの立ち上げを実現。より多くの人に向けて体・健康づくりの手伝いがしたいと思い、Muscle Deliに入社。商品開発、栄養指導、レシピやコラム作成等を担当。プライベートでは料理教室や食事に関するセミナーなどのイベントを主催。

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記事協力
株式会社Muscle Deli
公式サイト https://muscledeli.co.jp/

<Text:編集部>

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