「腸活」で激変!美腸のカリスマに訊く便秘改善・ダイエット成功のカギ
何をしても痩せない、万年便秘でむくみもあるし、食物繊維だって水分だって積極的にとってるのに! という悩める女性たちにおすすめなのが「腸活」です。美腸ナースとも称されテレビ・雑誌でも話題の、日本美腸協会代表理事・小野 咲先生が美腸のバイブルを出版したということでお話を聞いてきました。
美腸のカリスマに訊きました
「腸は食べたものを消化する器官」と思っている人も多いのでは? 腸とはどういうものなのか、美腸のプロフェッショナル・小野先生に教えていただきました。
日本美腸協会 代表理事
小野 咲 さん
看護師として小児緊急病棟での勤務を経て、便秘外来のある小林メディカルクリニック東京へ。自身も幼少時から腸の不調に悩まされていたこともあり、腸についての見識を深めることに没頭。2012年に「美腸エステ®」を開発、GENIE青山店・恵比寿店を設立。2013年に一般社団法人日本美腸協会を設立。代表理事に就任。2019年2月14日に著書『腸が変われば、人生変わる 美腸の教科書』が発売される。
腸とはどういう働きをする場所?
ほとんどの方が「消化」機能だけだと思われることが多いのですが、実はいろいろな機能があります。小腸は外から異物が侵入してきたときに身体を守ってくれる「免疫細胞」を作ってくれますが、この小腸で半分以上の免疫細胞が作られています。そのため、腸が健康だとアレルギー体質の改善、風邪をひかない、疲れにくいということもよく言われます。また、”幸せホルモン”のセロトニンも9割が小腸で作られているんです。
腸の働きが悪くなるとどういうダメージが?
腸が汚れていると、いくら体に良いものを食べたとしても吸収されず、悪いものが再吸収されてしまいます。なので逆にいえば、腸が綺麗な方は良いものを食べたらすぐに吸収されて体の栄養になります。腸の状態が悪いだけで気持ちがネガティブになったり、病気になりやすくなったり、やる気がなかなか起きなかったりも。全身状態に影響を与えるかなり重要な臓器なのです。
腸の状態は美容面にも影響がある?
髪の毛や爪、肌もそうですが、先端に行けば行くほど、良い栄養素は届きにくくなります。しかし腸で良いものが吸収されると、身体のすみずみにまで良い栄養素が巡るのです。もちろん血流も大事ですが、どんな血液を巡らせてあげるかが大切。「腸で何が吸収されて、どんな状態であるか」で、血液の質まで関わってくるんです。
あらためて「腸活」って何をすればいいでしょう?
一般的には、腸に良いことをすればすべて「腸活」であるといえます。腸は全身に影響を与える重要な臓器であるゆえに関わる範囲が大きいので、生活パターンや食生活を整えること、運動、マッサージをすることもひとつです。
昔の日本人は活動量が多く、もともと食物繊維が多い食事をしていたこともあり、意識をしなくても腸は健康で、お通じの量も多かった。しかし現代になるにつれてお通じの量が減り、これまでになかった腸の病気もあらわれるようになりました。そのため、私たちは腸の汚れている状態をどう改善、解消できるかに注目し、「腸もみ」「腸ストレッチ」を推奨しています。
生活で改善していくことは時間を要します。そのためマッサージやストレッチを取り入れ、普段やらないお腹のケアをして、より排せつ力を高めて頂く。普段では落とし切れない老廃物を取って頂きたいですね。
“腸が変われば、人生変わる” 美腸のバイブルをチラ見せ
消化するだけではない、免疫づくりも頑張ってくれる働きもの、「腸」。食習慣や生活の中で意識するポイントを理解し、腸の調子を整えれば、人のカラダはきちんと変わってくれる……というより、本来あるべき姿に戻ってくれるという感じでしょうか。
便がしっかり排出できるようになることで、冷えやむくみの改善にもつながり、もちろんダイエット効果も期待できるでしょう。風邪を引きにくくなるという健康効果、結果として髪や肌へも栄養が巡るようになるという美容の効果も。毎日感じているストレスが少しずつクリアになっていく……こんな嬉しいことってないですね!
悩めるすべての女性たちに贈る「美腸の教科書」誕生
美腸の専門家である小野先生も、幼少時から長年便秘で悩んでいたそう。しかし腸について研究し、実践したことで体は確実に変わるということを体現されています。そんな小野先生からの「腸」についての教えが全部詰まった、”公式バイブル”が誕生! その名も『美腸の教科書』。これまではセミナーなどの場を通して知ることしかできなかった内容が、この1冊にすべてまとまっています。ここで少しだけご紹介!
やみくもにアレコレするのではなく順番が大事!という「美腸のための5Step」に始まり、「そもそも腸って?」という機能・働きについてもしっかり解説されています。
きれいな腸をつくるための「毎日の習慣」、食物繊維にも種類があること、善玉菌を増やすのはどの食品? 朝、起きたらまず何をする?なども詳しく紹介。そして、きれいな腸をつくるための「毎日の習慣」、食物繊維にも種類があること、善玉菌を増やすのはどの食品? 朝、起きたらまず何をする?なども詳しく紹介。
おすすめの食べ方や食事内容なども気になるところ。生活の中で何を取り入れたらいいのかは、今すぐ参考にしたい!
さらにコレ!腸を正しい状態へと導いてくれる「腸ストレッチ」の方法も伝授。写真入りだからわかりやすく、見てすぐに始められますよ。しかも簡単! 便秘で悩んでいる方は必見の「出る出るストレッチ」や「腸トラブルの予防法」も要チェック!
“教科書”という名のとおり、腸にまつわるさまざまな情報が満載! 注目の腸活が美と健康につながることがわかる一冊でした。これであなたも小腸を愛してしまうはず。みなさんも『美腸の教科書』を片手に、自分が変わっていくことを確認してみませんか?
『腸が変われば、人生変わる 美腸の教科書』
腸が美しくなれば全身がきれいになり、健康になるのはもちろん、心も変わり、人生すら変えるパワーがあります。食事・生活習慣・運動・マッサージなど、美腸ケアのすべてがイラスト・マンガ・写真たっぷりで楽しくわかる、日本美腸協会認定・公式ガイドブック。
腸が変われば、人生変わる 美腸の教科書
【Part1】この順番が実は重要!美腸になる、5つのStep
【Part2】知れば知るほど美腸に近づく!そもそも「腸」ってどうなってるの?
【Part3】いますぐ始めよう!きれいな腸をつくる毎日の習慣
【Part4】1日5分で人生が変わる!美腸エクササイズで理想の自分になる
【Part5】便秘・下痢にサヨナラしたい!腸トラブルの予防法、教えます
【Part6】美腸プランナーへの道!おさらい問題にトライ
2019年2月14日発売
A5判・160ページ
著:小野咲(日本美腸協会 代表理事)
監修:小林暁子(小林メディカルクリニック東京 院長)
発行:主婦の友社
「美腸」の専門家である小野先生は、強くてきれいなパワーが内から(腸から!?)あふれ出ている素敵な方でした。そしてお話を聞いて、普段ほとんど意識することのなかった「腸」の存在が本当に愛しくなってきました。知れば知るほど、「腸」が体にとって大切な役割をはたしてくれていることがわかります。そして痩せにくい・便秘が改善されない原因も、『美腸の教科書』で明快になりますよ!
<Text:編集部>